これは私の独り言です。
励ましは今の私にはあまり役には立ちません。
頑張れとか、もっとポジティブに、とか、ね。
もう十分たくさんあがいてきたの。
あがいてあがいて何回もコケて苦しんで、もうあがいてもどうしょうもないな、って。
私は私の知っている人々のようには、
この世界をうまく渡っていけない。
それだけははっきりしてるから。
だから、励ましはいりません。
ただの独り言です。
職場ではいつでも笑ってる。
いつでも元気に走り回って働いてる。
周囲から「元気だね」と言われる。
頼られもする。
決して取り繕ってるわけじゃない。
本当に楽しいから。
生きがいと言えるような仕事ではなく、誰でもできる、いくらでも代わりがきくルーティンワーク。
いわゆる底辺の仕事、などと言われる仕事。
頭を使うこと、同僚たちの足の引っ張り合い、何かというとマウントしたがる同性たち
、上っ面の知性、ひけらかすためだけの聞きかじりの知識、そういうものすべてに疲れたから、安い時給でも体を動かしているほうが楽。
昨夜は足の裏がズキズキ痛んでなかなか寝付けなかった。
働いているときは体が辛くてもしんどくても、ずっとの立ち仕事で足や腰が痛くなっても、毎朝、体中が痛くて目覚めるのだとしても、それでも頑張って働いている。
だって立ち止まってしまえば、全てが終わりになる。生きているからには食べなくてはならないし、嫌でも払わなきゃならないお金も必要だし、多少のお付き合いでもお金は必要。
だから生きるためだけに働いてる。
夢も希望もないけれど私は元気。
でも、時々、発作的に心臓を鷲掴みにされるような苦しさと絶望に襲われる。
これから先の、ひとりで老いていくだけの人生。
これまでに何ひとつ成し遂げたことがなく、何一つ得たものもない。
思い出したくもない屈辱的な記憶や関係の数々。愚かだった私、情けない私、醜い私。
忘れたいけど事実は消えないし。
忘れたフリして、このまま、私の人生はダラダラと続く。可能性をどんどん失いながら。
友達は一人もいない。いなくなった。
自分からどんどん距離を置いていったから。
相手の打算を感じると、もう、他人とのお付き合いに大事なお金も時間も使う気になれない。
好きになる男はいつだって感性が貧困か、他で威張れないからかわりに私を下に見て偉そうに振る舞うのばかりで。
そんな男ばかりとくっついたのは、自尊心が低い私が望んでないのに望んだ結果。
そのほうが安心なんだ。
ヘタに褒めそやされ崇められるより。
買いかぶられると不安になるから。
幾多の辛い経験をしてきてわかったのは、私は一人で過ごすことが好きなので、あまり他人が必要じゃないんだ、ってこと。
でも、心がぐらついた時には心から安心して話せる人がいたらな、つまらない話で一緒に笑える人がいたらいいな、なんて思う。わがままなんだよね、結局は。
だから私は他人とはうまく付き合えない。
家族とも。
そもそも私に人間不信を植え付けたのは両親だしね。
それはそれで仕方が無い、これが正真正銘、いまの私なんだからと受け入れてはいるけれど。
何もかも一人で抱えて生きていく覚悟はそう簡単なものじゃない。
でも、私はそうしないとこれから先を生き抜けない。 覚悟を決めなければ。
ひとりでこの人生と闘っていかなくては。
なんのための闘いか皆目わからないけど。
最後の最後、死ぬときは病気だろうか?事故だろうか?病院だろうか?自宅だろうか?
いずれにせよ、絶望しかない。
お金もない独り身の女が老いれば目も充てられない結末に至るのは疑いようもない現実。
そう思う瞬間、ふと体の中からもう一人の私がふら、っと抜け出して首を吊りに行きそうになる。
涙さえ出ない。淡々としすぎるくらい淡々としている。
不意に襲ってくる不安が衝動を現実に促しそうで少し怖い。
だからまだ死ぬ覚悟には至ってないんだな。
当面は心を無視して笑って働くだけ。
本当に本当に死んでしまう人は、最後に涙は流さない気がする。
死んでしまった身内の彼、あなたもそうだったのでしょう?