僕の現在位置です
世間はゴールデンウィークに入って浮かれてる。
僕は普段と同じく、精神疾患と向き合いながら生きてる。
いまも、ネットスーパーで買った少量惣菜を食べたところだ。
もちろん苦しんでいるのは自分だけじゃない。
精神障害以外の病と闘っている人たちが大勢いる。
そのことは重々承知の上で。
今は、自分のマネジメントで精一杯で、他者のことを慮る余裕がない。
こういう状況でも「あなたは自己中心的」と思われてしまうのが哀しい。
外見からは分からない疾患で苦しむ人を、いたわる社会になってほしい。
173995通目の宛名のないメール
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僕の現在位置
(小瓶主)
麗花 さんへ。
みんなが生きやすい社会、多様性を認める社会って、言葉で言うのはすごく簡単。
だけど、実際はとっても根深い問題で、実現するのはかなり難しいと思うよ。とくにこの日本では。
これは僕が当事者になったから分かったことだけど、とにかく、障害者に対する偏見の目・差別の感覚がすごい。
本当に哀しくなる。
麗花さんが大人になる頃には、どういう世界になっているんだろうね。
僕の現在位置より
名前のない小瓶
内部障害を持っている方って
確かに、周りからでは
わかりませんね、、、
、、、あれ?
みんなが生きやすい社会って
結構難しいんですかね?
私は多様性を認める社会に
なってほしいですが、
今のままだとかなり難しそうですね、、、
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(小瓶主)
麗花 さんへ。
お返事ありがとう。
ちょっと衝動的に書いた小瓶になってしまいました。
たとえば電車の優先席の問題ひとつ取っても、いまだに論争は解決してないよね。
「あそこは老人用の席だ」と言い張る人も多いし、松葉杖や白杖を持った人が座る席だと思ってる人もいる。
固定観念って恐ろしいね。
優先席の窓に貼ってあるステッカーを見ると「内部障がいをお持ちの方」って書いてあるんだよね。
少なくとも首都圏ではそうなってる。
でも、たぶん乗客の多くはそんなところ見てないだろうし、その人その人の価値観で動いてるから、もうこれは永遠の課題なんじゃないかって思えてくる。
自分が優先席に座ってたとして「内部障がいをお持ちの方」が自分の前に来たとしても、見た目では障害の有無が分からない。
それに、正直なことを言わせてもらうと、「僕も座っていたい」という気持ちになることもある。
みんな価値観の違う人間同士で社会が形成されてるから、コンセンサスが取れない。
鉄道会社もいろいろ考えてくれてると思うけど、なかなか解決の糸口が見えない問題だね。
僕も当事者としていろいろ思うところはあるけれど、じゃあ何か行動を起こせるのかと問うても、結局は何も出来ない。
それがもどかしいし、ときには悔しさを感じることもある。
優先席の問題だけじゃないけどね。国や役所の制度も、理不尽なものがたくさんあるし。
そんな中でも生きていかなきゃいけないのは、やっぱり辛いかな。
「辛い、辛い」とばっかり言ってても、何も変わらないんだけどね。
多様性を認める社会って、本当にやってくると思う?
僕の現在位置より
名前のない小瓶
そうですね。
外見からわからなくても
苦しんでいる人は
たくさんいますもんね。
そんな人が少しでも生きやすい
世界になってほしいです。
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