自害できる人とできない人
そこには大きな差がある。
それは
諦めてるか否か。
今の状況をなんとかしようなんて思わないし、なんとかなって欲しいとも思わない。
不幸全てが仕方がないことだし、自分が堕ちたのも仕方がなくなる。
明日の事も考えない
今の事も今までのことも
思い残すことさえも諦めて
死にたいとも思わない
何も望まない
…なぜならもう死ぬのだから。
諦めた人間は楽に自死できる。責任も痛みも死んでしまえばないも同然なのだから。まぁ苦しいのは嫌だとは思うけど。
ただ諦めてない人間は楽ではない、こうなって欲しいという欲がある、いつかこうなればな、なんてことを思っている。
誰かに助けて欲しかったり、いずれにしろ死にたい人間は幸せを願っている。
そんな人間が死という恐怖を克服できる程の強さを持つわけもない。死ぬのに勇気や覚悟なんてものは皆無、その理由がこれである。
自分は生きてる人間だから一概にこうだとは言えないけれど、今まで身近な人で自死してきた人のことを考えると、自死をした人間としてない人間の差は根本的には諦めてるか否かだろうと思う。
死は立ち向かうのではなく受け入れるもの。それは自分の命だけの話ではない。
立ち向かうべき方向を間違えてはいけない。
生きることに立ち向かえ。勇気や覚悟を持って生きろ。