多分親友が苦手になった。私はもともとコロナ休校の時、父親とも相当仲違いを犯していた。というのも距離が近くなったり物理的に一緒にいる時間が長くなると互いに嫌なところと言うか苦手な面を見なければならない。そうなれば対立やら亀裂やらが生まれるわけで今でこそ学校に行くことで互いに干渉し合うことがない時間が多く家に帰ると家族でご飯を食べて食後の団欒を楽しんでいる。最悪最低、学生の間は何がなんでも家族との生活は切っても切り離せないため仲直りが絶対にあるのだが友達となれば話が変わる。何て言ったってやろうと思えば距離を置き絶縁状態にすることだって可能なのだ。相手がそうしないのは共通の友達がいるからであったりいくら苦手でも学校生活においてペア活動やグループ活動、はたまた休んだ次の日の変更点など人がいなければどうにもならないことがあるためであったりだろう。一番被害がないと言うか面倒じゃないのはしっかり言いたいことをお互いに性格に伝えた上での和解だが残念なことに今回は私は謝罪しかしてないし向こうもまだ言い足りてなさげなのだ。どう足掻こうと頭を回しているのに対して向こうは義務教育中で言うとこの総合のグループ研究について思い悩んでいるようだった。というのも今回やろうと言い出した研究内容がなんとも絶妙に難しく「生徒が眠くならない授業作り」で主な内容としては授業内容を改善しようみたいな感じなのだが、基準やら条件やらと決めなければならないのに親友がデータがどうとかここを切り落としたら意味がないとかで全く進まない上三人グループのためもう一人に意見を積極的にとらなければ確実に破綻するのに自分が先先言うだけで全く聞かない。その子自体は声も小さめで少し聞き取りづらめな子なのだがそれにしても聞かなさすぎる。せめて私が言うことを参考にしてくれればまだましなのだが先日の喧嘩も相まってなのか意見が向こうに届かない。言語って相手への信頼が必要なんだなと実感する。もはやここまで来たらこちらが折れて話をきいて飲み込んでしまえばそれでいいのだが特別解決案も提示されることもなく提案してもお眼鏡に叶わず虚しく空を飛んで一生糸の切れた糸電話。マシンガントークもいいとこで意見を言ったり間違ったまま進む話を間違えてるけどだいじょぶ?と確認する間も無く話される。アンケートをとらねば話にならないと意気込んでいるがその子と私からしたら確実に正確なデータではないと気が引けている、やるならネットからのデータも必要だといえばネットは信用がないと一蹴される。結局は1つも狂いのないデータなどない。それでも自分の学校内で行われるアンケートなら全く相手にされないのは現実だしネットのデータもそこまで性格じゃないのも事実だ。だからどこで折り合いをつけるかが話し合うべきことなのに対して永遠、あーでもないこーでもないと口をへの字にしてぴーぴー鳴いている。心の住居に対して騒音被害を受けつつ今朝もそのことで話した。予想通りと言うかご察しの通り、堂々巡りだ。心底どうでもよくなりそうになる心と思考をお菓子の糖分で繋ぎ止める。件の事はこっちとしては自分に非があると認めているし、向こうがもうこれでお仕舞いねと言われているからこれ以上議論出来ないのは分かってるのにまだまだどっちも引きずってるところがある。ほんとだるい。そんなにむかむかしてるならもっかい言えばいいじゃん。おんなじようなことでもついさっき見つけた些細なことでも、別にぶり返そうが掘り返そうがそっちの都合だ。こっちから言えばそれで満足なのか?いや、違うだろう。予想できる。あくまで解決済みという体を作ったそっちとしてももう出来ないだろうから。ほんとにもう話せない話題だ。でもだからこそ私は言いたい、私はあなたが苦手になった。きっとあなたもそうだろう。今までもそうだった。一番の親友と呼ぶにはあまり互いに秘密を明かさず、仲良くなったり近くにいることが長くなればその反動のように距離が生まれる。だからずっとそのままでよかったし相性が悪いのも知ってたからこれ以上心理的距離が近くなることも望んでない。
話が変わるが気になっていることがある。あの子と二人になったときたまたま前好きだった人の自転車を見つけてめちゃ怖いなーって思たとか話したときにまた私の好きな人の話をした。例のように誰が好きなん?と聞かれたので私はあらかじめ考えていた「ハウアバウトユー?」を繰り出した。実際はそれ聞かれたら絶対言ってやろうとおもっとった!そっちはどうなん?と聞いた。あの子は少しもたついておらんと答えた。嬉しさやら呆気なさやら唖然とした。そっか。あんだけ私にだけボディタッチしてくるくせに。そっか。今いないってことは私が恋愛対象になるならあなたの好きな人になれるってこと?なんて下らない馬鹿みたいな思考ばっか回った。でも私は質問の後の微妙な間を見逃してない。普通好きな人がいるかいないかの質問なんてすぐできるはずだし違和感を覚えてる。もしかしているの?んで私には内緒?心底不安。なんで?まずあってるこの考え?でもこの違和感と直感は無視できない。私には言いたくないってこと?でもそれなら後々親友だなんて言う?親友だから言えって訳じゃないけどさ。信頼度の問題じゃなくて人の問題?私に言うことが駄目な人?もしかして私みたいに言えば友情にかかわる?そうじゃなくってほんとに居ないけど疲れてて判断鈍っちゃった?よく疲れすぎてて普段私より何でもできるのにできなくなるからそれの一つ?もうわっかんないよ!!
あの子含め友達がコロナ休みで半分近くいなくって寂しい。情緒の寒暖差激しいけどそれでもそこそこに頑張ってる。
夢を見た。教室であの子がしゃがみこんでてあの子の親友がよく仲のいい人同士でしてるみたいに後ろから足で囲んでた。普段ならこの上なく妬ましく思って目を背けそうだけどあの子の様子がちょっと可笑しかったからか夢の中でもどしたん?と聞いた。すると黙りこくっててどうしたもんかと思ったが何かを急いでいたから傍におった方がいい?と聞いていてこれからどうするかを考えようとしていた。すると行かんといてと弱々しく言うものだからいいよと言って優しく頭を抱えて大丈夫やよなんて言っていた。知らない間に私も泣いていて友達にそれを笑われて終わった。変態チックなのも堪忍していただきたいがあの子のことを正確に意識していると分かったのは部活の大会であの子が泣いたときで変にどぎまぎしたのを覚えてる。あの子の泣いてる姿を見てだなんて相当やばそうに聞こえると思うが事実、泣いてる姿に私は弱い。数日とは言え会えない割に普段通りを演じる代償が大きく出ているなと思いつつも夢の中でさえ会えたことに心から喜んでいる。
最近あの子との恋愛において思うことはもう恋だけではなくて愛にさえ及んでいることだ。心からあの子のことを想っているらしく恋愛特有の燃えるような感覚もほとぼりを見せているがそれとは反対により強い感情で上塗りされている。私は愛というものを正確に分かってるわけでもないが確実に恋ではないものを帯始めた。って言うかこれも事後報告で確実にそれをも含んでいる。いま。
いつぞやは一緒に暗い部活の帰り道を歩いているとき、まだ好きだとは認めてなかった時のこと、何があってか忘れたが確かその時は友達に嫌われてるのかと心底心配したときで自分はその子を含め皆のことが好きだが相手がどうかは分からないみたいな当たり前な話をしているときだった。あの子がうちは(名前)好きやでと言ってくれた。まさかそんなこと言われるとは思ってなかった。あまりの嬉しさにまじで?私も大好きよなんて答えたものだが今思えば相当ヤバイ人だなと思う。少しの期待を持って帰っていた。それこそ認めてなんてしてもないくせに。
あの子は私みたいに不安になることはあってもそれが好感度だとか信頼度とかじゃない気がする。私が知ってるなかではそうだった。
あの子が戻ってきてくれたら修学旅行の時にわざわざ筆談にしたあの内容を聞きたい。まだあの子の親友なのか知りたい。実際問題聞けるかどうかはさておいて。朝会ったら目が合う前に抱き付きたい。休んでる間何があったか教えてあげたいしどうやって過ごしてたか気になるしいっぱいお話ししたい。まあ実際は抱き付かれることは苦手そうだからやらないし、テストの前日だし、向こうは休み明けで勉強について不安だろうし、きっと息を荒くしながら学校へ来るだろうからあんまり見られたくないかもしれないし、部活もないから二人きりになることも無いだろうし、色々難しそう。一番はあの子もそうだけど友達皆が元気に戻って来てくれること。