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好きだった人の最後のお別れを言いに行った。夫の不貞行為が繰り返されることがなければ、多分心動かなかっただろう人。

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心が血を流してる。血が止まらない。

好きだった人の最後のお別れを言いに行った。

夫の不貞行為が繰り返されることがなければ、多分心動かなかっただろう人。私の後をついてまわって、思わせぶりな行為が続いた挙句、夫からは聞いたことないピュアな発言や弱さを共有されて、心が動いてしまった、ありえない人に。

これは想像の域を出ないけれど、その人の彼女が勘づいたようで、それからは彼女のいないところではアプローチがあったけれど段々と境界線を引かれた。当たり前だ。それくらい現実的にあり得ない関係性だったから。

ただ、私は一度ついてしまった炎を鎮火することがなかなかできず、夫への怒りや悲しみへ向き合わず済むための逃避の恋愛感情へとなっていった。逃避とだけ言ったら語弊があるかもしれない。建設的なモチベーションでもあったから。

恋愛感情をふさわしい愛情等に切り替えようとしても気持ちは思うように変換できなかった。感情とはそういうものなのだろう。ただ、彼が境界線を引き始めたことが紛れもない事実となったとき、私の気持ちも沈静化して行った。

私は、自分に興味がない人をそもそも好きにはならない。

沈静化するとともに、夫への怒りと悲しみが溢れ出して止まらなくなった。心臓を刺され、ずっと血を流しているような状態。気づかないようにしていただけで、ずっとこの状態だったんだろう。

それでも、彼に会える最後の機会だから挨拶だけしに行った。最後の終幕を悲惨なものにしたくなかった。彼の引いた境界線に合わせて、相応しい挨拶をした。これから会う可能性がないわけではない。前だったら、この日この時間にここにいると言えばそこへ来てくれた。もしくは自分の居場所を教えてくれた。でも、もうそれはしないと思う。彼の連絡先も消した。

裏切り嘘を平気でつき、自分のニーズを満たすことが最優先の夫と、どう信頼関係を修復して行ったらいいのだろう。夫は変わらないだろう。あらゆる事情からおいそれと離婚というわけにはいかない。こんな夫でも愛情がないわけではない。でも、夫を愛することや信頼することは、自殺行為、と言って言い過ぎだとしたら、自傷行為のような気さえしてきた。

心が痛い。悲鳴をあげてる。

私は決定的な不貞行為には及んでないけれど、別れを告げた人は夫を嫉妬させるためには十分な人だった。

苦しすぎて、夫が私に与え続ける苦しみを、半分でも体験させたいと思ってしまう。今回の彼は、現実的に不倫関係になるなんてあり得なかったけれど、もしまた魅力的な誰かから、もっと何か起こり得る人からのアプローチがあれば、私はそれに乗ってしまいたい。

夫が気づかないところでも仕返しができたら、少しでも心安らかにいられる気がする。もしかしたら夫を許せるかもしれない。

彼が「君の旦那は僕に嫉妬してるの?」と聞いたとき、胸が少しすっとした。旦那がこれを聞いたらどんな悲痛な思いをするだろうと想像して。

彼がアプローチをしてきて、それを嬉しく感じたとき、旦那がこれを見たらどんなに怒り狂うだろうと想像して、自分の胸の痛みが少し和らいだ。

旦那の寝ているであろう時間に彼からメールがあると、これを知ったらどんなに苦しむだろうと考えて慰められた。

彼にしてあげた小さな親切が、旦那に知られてしまったとき、旦那は嫉妬に狂った。でも旦那の嫉妬は、私への愛情のサインではないということ私は分かるようになっていた。自分は不貞行為を繰り返しても、私がするのは許せないのだ。

建設的でないのは分かってる。

今の時点では、私はこうすることでしか自分の痛みを緩和することができない。
名前のない小瓶
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名前のない小瓶
その気持ち、よくわかります。
名前のない小瓶
「溺れる者は藁(わら)をもつかむ」といいますよね。
辛かったら、藁のように頼りない物にでもすがってしまう。
結局溺れてしまうのに。

私も主人に不倫された経験がありますので、貴方様の今の辛さは想像がつきます。

心が血を流してると感じるのは、ご主人を愛しているからなのではないですか?
愛情の反対語は無関心。
多分ご自身でもわかっていて、心の葛藤は色々とあって、心が辛くなっているのではないかと感じました。

家の主人の不倫相手も、自分の夫に愛人がいて、その辛さを自分もまた不倫で癒やしてる人でした。
でも、今までの男達や家の夫にも捨てられて、一時しのぎの癒やしが負のルーティンになってる女性。

貴方様がこれからの人生、少しでも安らかな気持ちになれるよう祈っています。




ななしさん

(小瓶主)
仕返しの為に恋に落ちたわけでないので、別に時間も労力も全く惜しくないです。救いだったので。

前述したように、離婚できない状況なのでここまで苦しんでいます。

離婚が自分を大切にすることになるかどうかは人それぞれです。

ご自分の価値観を押し付けて人を傷つけませんように。

ななしさん

お心の痛みは、伝わってくるような気がします。
けれど、旦那さんへの仕返しのための時間・労力・人間関係が、もったいないですね。
心が血を流し続けるなんて、本当に不幸なことです。

お子さんがいらっしゃるか分かりませんが、ご両親の不和や家庭の雰囲気に気づくでしょうから、「なぜ別れないの?」と不思議に思うかもしれません。
ご自身の人生を、もっと大切になさっても良いのではないでしょうか。
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