だから自分も愛せないんだって気づいた。
正式に診断されたわけじゃないけど、おそらくはアダルトチルドレン。
ロストワンってやつ。
ネットの自己診断ではびっくりするぐらい特徴に当てはまった。
幼少期時代から私の話や意見は無邪気に親に封殺されてきた。
本人に悪気はないのだろうが、話していると横から「そうそう、それでね〜」と入ってきてオチまで全部話されたり、言いたいこととは違う話に強引に捻じ曲げられた。
ああそうか、私の話なんかつまんないもんね。
いつからかそうやって学習した。
私は『大人しい子』に育っていった。
どうせ話しても無駄だから。
そのうちに何を話していいかわからなくなった。
『価値のある』話題しか求められてないのに私はその価値のある話を提供できないから。
雑談が苦手。何を話していいのかわからないから。
価値のない私の話なんて誰も求めてないのを知ってるのに、何を話せばいいの。
みんなそうなんだと思ってた。
だからみんな価値のある情報を仕入れて、話術を磨いて努力してるんだって思ってた。
でも違うらしい。
みんなは話したいことをのびのびと話して、それで認められたり、楽しんだりしてるらしい。
信じられなかった。
話かわるけど
昔、ありのままで〜とか流行った時
なにそれ?とか反発したのを覚えてる。
ありのままが愛されるわけない。
本気で私はそう思ってたし、今もそう思ってる。
綺麗に取り繕って、相手にはとっていかに価値のあるものか演出しなければ愛されるわけがないじゃないか。
ふざけんなよ。『ありのまま』とやらで愛されて幸せな奴らを私は許せない。
いや、彼らも本当は取り繕っていて、愛されるような『ありのまま』を演出してるんだ。きっとそう。でなければ辻褄が合わない。
何言ってるのかわからなくなってきたから締める。
アダルトチルドレンを克服するにはインナーチャイルドなる心の中の子供を癒すことが重要らしいけど、私には一生かかってもできそうにない。
だって、あんな無価値なクズ、愛せそうもないんだもの。