閲覧注意:今回の投稿には、親の身勝手に巻き込まれた子どもへの二次加害的投稿に触れる記述があります。
今日は、いつもお世話になり有難うございます。
先日、ある女性向けコミュニティの掲示板の、10年位前のトピックを見ていたのですが…
シングルマザーの方が、”自分に彼氏が出来た。自分の実の娘が、彼氏の存在を承認してくれるのはいいが、彼氏と仲良くなっているのが困るので、どうしたらいいか”という相談内容でした。
その相談内容に対し、そのお嬢さんに対して、「だらしないと見られる可能性がある」「(いわゆる)まともな家/男性からは、結婚したくないと敬遠される可能性があるかも知れない」などと言う意味の、
お嬢さんの立場も心情も思いやれない酷い事を言う連中が、何人もいました。
(そのお嬢さんはまだ未成年で、お母さんに養育されていて逆らうのが難しく、お母さんの意に反した言動をとると、自分の身が危ないので、母親の機嫌を損ねないよう、その彼氏と表面上、仲良くする「ふり」をしているだけでは?
母親と子どもという、圧倒的権力差がある力関係の中で、自分の意思を押し殺してでも、母親に忖度した言動を取らざるを得ないであろうお嬢さんの立場を、思いやったり、理解したりできないのか?
教養の低い私でさえこれらの事を思いつくのに、なぜ彼らは、上記の事が分からないのだろうと、大変失礼ながら、思わずにいられませんでした)
一方で、お嬢さんの事を案じて下さる方もいらっしゃって、そこはホッとしました。
人権問題の専門家でもない私が口幅ったい事を書いて大変恐縮ですが、
お嬢さんに対して掛けられた思いやりのない諸々の言葉は、万が一、母親の彼氏からのセクシュアルハラスメントにより、お嬢さんの基本的人権が侵害されそうになっているとか、
もし周囲の大人達にお嬢さんへの配慮が無く、そのせいでお嬢さんの人生に様々な深刻な支障や歪みが出てしまったらどうするのか?という危惧ではなく、
実体も無い、「世間体」という存在を神様のように設定して、そこに身を委ねて思考停止しているだけなんじゃないか、と思わずにいられませんでした。
あれらの酷い、心無い言葉を書いた連中は、「世間体」とやらを神棚に祭り上げて、毎日柏手を打って拝めばいいんだ、と毒づきたくなりました。
ごく最近まで、こんな、窮地に追いやられた娘に対して、冷たく残酷な言葉を吐く連中の存在が堂々とまかり通っていたなんて、本当に野蛮な時代だったんだな…
日本が弱者に冷酷で、同胞に残酷になれる、というのは、ネット上でよく聞きますが、まさかあんな所で、その実例を目にするなんて思いませんでした。
粘着質だと言われるのを承知で書きますが、その冷たい、心無い言葉を投稿した連中は、今一体どうしているんだろうと思います。今ものうのうと生きているのかと思うと、怒りと嫌悪感が増します。
あれらの言葉を思い出すと、心が冷えてしまいます。
(ごめんなさい、胸糞悪い内容を書きます)私が以前お世話になっていたオンライン自助グループの管理人が、”ネット上の誹謗中傷の犠牲者が生贄になった事がきっかけで、オンラインの攻撃が抑制されるから良かった”
などと言うような事を、発言していたのを聞いて、沸々と怒りを覚えたのが引き金となり、その自助グループから離れてしまった事をも、思い出してしまいました。
おこがましい事を書いて申し訳ありません。犠牲者が出なければ、悪事は減らないし、社会も良くならないんですね。
人が死ななければ、誹謗中傷の罪深さが、罪の重さが分からないのなら、「万物の霊長」なんかじゃないよねって、言いたくなりました。
ここまで読んで下さり、有難うございました。