大掃除だったから4階の窓から下を眺めてた。
上手く行けば死ねる。
そんなことは分かってるのに、死ねない。
今日もグループには馴染めないし、ぼっち。
毎日生きてもなんにもなくて、でも死ねなくて。
これ以上生きてもなにも期待できる未来なんてなくて。希望もなくて。
来年の4月には大好きな先生とも会えなくなるのかもしれない。
分かってるのは私の担任の先生になる可能性は限りなく低いってこと。
そんな低い可能性の未来、生きたくないでしょ。
ただでさえ死にたい毎日なのに未来になんにもないんだから死にたくなるのも当然でしょ。
先生ノート今日も返してくれないのかな。
もう冬休みになっちゃうよ。
私の事、嫌い?
ごめんなさい。
いっつも自分の話しかしなくて愚痴になったり無言だったり、先生の時間奪ってる。
迷惑なのは知ってるよ。
ノートの最後のページに「ここまで来たらどうするか決める。好きなことして。」って書いた。
だって、このノートが終われば先生との交換ノートはなくなる。
そしたら私は誰とも話せなくなる。
死ぬかどうかはそれでもう分かるでしょ。
先生がいなくても生きていけるなら生きればいいし、生きていけないなら死ねばいい。
依存だよね。
わかってる。
こうゆうの書くことが迷惑っていうんだよね。
依存依存依存依存依存依存依存依存依存依存
これ、気づかれないようにしてたのに、バレた。
先生と二人で話してる時に、これどうしたの?って。
なんでもないって笑ったらひいてくれると思ってた。
でも先生は珍しく、ひきさがらずにもう一度聞いてきた。
「なんでもなくないでしょ。どうしたの。」
あー。また迷惑かけた。
最低だ。
それでも私は言えなかった。言えるわけもなかった。
生きる希望がないから死ぬかどうか決めるのがその時だなんて。
私は、死ねるのかな。
死ねないのかな。
私にそんな勇気なんてあるのかな。
死んだらどうなるんだろう。
自殺は罪なのかな。
私にはもうなんにもないよ。