苦しくなった時、いつもうたを歌う
イライラしてても、辛くなりそうでも
わたしはいつもうたを歌う
うるさいと言われても
死ねと言われても
私はうたを歌ってる
たくさんの曲を、歌ってきた
そこに歌詞がなくても
私はいつも歌ってきた
悲しい曲、叫ぶ曲、恋の曲、楽しい曲
なんだって良かった
その時頭に流れた曲を気ままに歌った
それしか、なかったんだ
だってそれは私の自傷行為で、小さな命綱で、誰かの幸せを願うものだった
知ってる曲を歌いまくって、
うろ覚えの曲をほんわか歌って
鼻歌も、楽器も、
全部私のはけ口だった
作りたいとは思わない
それは私の仕事じゃないから
静かに静かに、泣いて、歌って
大きく楽しく、笑って、歌って
無感情に、ただひたすらに音を並べて
どんな時だって傍にあったのは、
いつも音楽だった
鋭い曲で傷口を抉って、
優しい曲で手当して、
恋の曲で痛みから気を逸らした、
のび太にとってのドラえもんが、
私にとっての言葉だった
小説も、歌も、絵も、言葉も、
私を殺して、嬲って、泣かせて、
そうやって傷つけてくれる
どうか、たくさんの作品が増えますように
それらの凄いもの達を見て聴いて、
そんな世界でありますように
どんな作品だって、
無くていいものなんてない
未来を生きる君たちへ
凄く大きなものから、
小さく、けれど確かにそこにある
そんな作品を、僕は今から見れることを
とてもとても楽しみにしています
誰かの力を借りることでようやく下手くそに生きている僕ですが、僕もたくさんのものを作ってきたからこそ分かります。
それが売れても、沢山届かなくても
きっとたくさんの形があって、
人のためでも自分のためでも
それはきっと、誰かにとっての大切なもので
最初に見ていたものが見えなくなった時にはきっと、つまづいたりもしてしまうのだろうけど
僕はその心意気だけでも、尊敬します。
大切なのは、想像力と行動力。
それと、ばかな人生の生き方も。
誰かにとっては駄作でも、誰かにとっては違うだけ。
ああ、ほんとに楽しみだ。
どうか、僕の尊敬する人たちが
1人でも増えることを願って