私は意志が弱いです。
中学の時、行きたい高校がありました。理由は単純で、入りたい部活があって、仲のいい友達もそこに行くと言っていたからです。しかし、私はその高校に行きませんでした。なぜか。
それは意志が弱いからです。
母親に、ある高校を紹介されました。そこは、有名私立の大学がついていて楽に大学に行けるという高校でした。きっと姉がなかなか大学に合格できなくて、その苦労や辛そうな姿を見ていたからでしょう。私は正直その大学に行きたくなかった。しかし、私は勉強が嫌いだった。私は当時行きたい高校へ行くために、内申点をあげようとしていた。そして、中学3年の最後今までにないほどに成績が良くなった。それを母に伝えると、すごいねと言ってくれた。嬉しかった。母が喜んでくれて嬉しいと思った。自分の頑張りが認められたんだと思った。そして、私は母に言った『〇〇高校に行きたいんだけど・・』、母『まあ受けてもいいよ』と。許可をもらった。しかし、その時の母はとても嫌そうな顔をしていた。俺は母に悲しんでほしくなかった。期待に応えたいと思った。でも、俺頑張ったんだけど。行きたい高校行くために勉強したのになんでそんな顔するの。俺の頑張りは、見てくれないのか。なんで俺に期待してくれないんだ。母「どうせ高校でも勉強しないでしょ、大変だよ」。なんでなんだ。でも俺は、自分が勉強が嫌いなのを分かっていて、言い返せなかった。
俺は意志が弱いから、母が勧めた高校を選んだ。
友達と一緒の部活に入るって約束したのに。軽音部に入って青春を謳歌するはずだったのに。俺は小さい頃から、高校での青春を夢見ていた。部活も勉強も恋も頑張るはずだった。なんでだ、なんで選んだ。行きたくないのに。母に認めてもらいたいだけ?それだけで?
なんで自分で自分の気持ちを無視するんだ。
俺は 意志が弱い。
高校に入ってから、俺はギターを習った。なぜなら、軽音部がなかったから。自分で部活を作ることもできるらしいが、俺にそんな勇気はなかった。しかし、続かなかった。一緒に頑張ってくれる仲間がいなかったからだ。母が選んだ学校は全くと言っていいほど楽しくなかった。ある日俺は、糸がプツンと切れたように、頑張れなくなった。人生がもうどうでもいいように感じた。俺はその時から、頑張れない自分に劣等感を感じて人間が信用できなくなった。みんな俺よりもすごいや。俺の代わりなんてどこにでもいるし、みんなだってそうだ、どうせ上には上がいるだよ。頑張るだけ無駄だよ。性格も捻じ曲がった。
大学生になった今も何も変わりません。後悔ばかりで前に進めず、母のせいにして、自分の気持ちも無視する。無気力で他人任せ。なのに、一丁前にプライドがある。
俺は本当に 意志が弱い