時折、無性に何か食べたいとかやりたいとか思うことがあるのですが、私の場合は食べ物系が多いでしょうか。
近所のスーパー銭湯が潰れてしまい、別の場所を探している途中なのですが、その帰りに小腹が空いたので、外で食べてしまおうと思ったわけです。時刻も20時を少し過ぎたところでした。
別に、帰路のどこかで適当に済ませてしまっても良かったのですが、その日は異常なくらい鳥貴族のピーマンの肉詰めが食べたくなってしまいました。ポン酢と辛子で食べるやつです。
お店に着いたのが大体21時頃で、土日だったこともあり、残念ながら空席がありません。店員さんも「空席出るまでけっこう時間掛かっちゃうと思うんですけど……」と暗に他のお店探した方が良いと言いたげです。
しかし、その頃には、もはやピーマンの肉詰め以外ではお腹も心を満たせないと確信していた私は「待ちます……!」と答えて、電話番号を伝えて一度お店から出ました。
近くをぶらぶら歩くこと1時間、いまだ連絡は来ず。流石に辺りのお店も閉店時間を迎えてくるので、やむを得ずカラオケに入りました。おそらく後、1時間も待てば連絡が来ると信じていた私でしたが、退店時間となっても電話は来ず。
うーん、これは流石におかしいのではないか?例え予約を取っている人が居たとして、2時間もの間、空席の出ないチェーン系のお店なんて回転率が悪すぎるのでは?
悪い予感を胸に、雑居ビルの中に居を構える鳥貴族へ再び行ってみると、すんなり席に座れてしまいました……。
うわぁ、これは忘れられていたパターンなのか?あるいは、流石に別のお店に行ったと思われたのか、冗談に聞こえていた可能性も考えられます。
確かに、気持ちが強すぎて「待ちますよぉ……!!」くらいのイントネーションになっていたかもしれません。かりに自分が店員さんだったら、絶対これ酔っ払いのひやかしじゃん、と思ってしまうかもしれない。
すでに色々と品切れになっている物もあり、ピーマンの肉詰めもそうなのでは?と思いながら、タブレットのページをスクロールさせて行くと、いやいや、まだ残っていたのです!
思わず二皿一緒に頼みました。注文を済ませると、そこに品切れとの表示が出ます。
危ない危ない、ギリギリのところでした。このところ、お酒を飲むことを自制していた私でしたが、その日は遠慮なくハイボール5杯、すっかり気持ちよくなり、家に帰って爆睡しましたとさ。