ざくざくとキャベツを切っていく、単純作業。
慣れる前はかなり怖かったが
慣れてしまえばそうでもない。
今では切りながら隣のなべを見られるまでになった。
(あと20分か。急がなきゃ)
そう思いながら時計を見ていると..ザクッ
鋭い痛みと変な手応えを感じた。
反射的に手売に視線を向けると、
人差し指と中指の第二関節辺りが
ざっくりと深く切れている。痛い。
痛いが、今切ったばかりの
瑞々しい若緑色をしたキャベツが
自分の血で赤く染まっている方が気になり、
傷口からぼたばたと血が垂れているのも厭わず
ただキャベツを眺めていた。
『半月ぶりの投稿がこれでいいのか…?』
投稿2024/04/05