異性を勝手に好きまたは好感を持つようになり自分一人で盛り上がるが、相手は結婚していたり彼氏持ちばかりだった。
彼氏が居なくてもその人たちはこちらの事なんて眼中にないような無視・仲間はずれ的な態度を表に暗に示された事も多々ありその度に辛く苦しい思いをした。
そんな辛く苦しい過去を何とか忘れようとしても過去の経験を拠り所とした他人との比較・事ある毎に自分を否定・卑下を繰り返し他人からの褒め言葉を拒絶し続け、酷い時は他人を信じられない状態になり仕事以外での人との関わりを極力避けるようにいつも引きこもっていた。
現状を何とかしようと資格・通信制大学など頑張ってみたが、そんな事をしてもモテるわけではないのは明白で、自分より能力や成績の高い人たちを目の当たりにし、仲良くなれそうだと思えば貴方は用済み的な態度を取られ自然消滅など厳しい現実を突きつけられ結果は散々だった。
そんなカメラ越しに映る自分はどこか頼り無さそうな雰囲気で顔はオドオドしており、泣きたくないのに自然と涙が溢れ出す。
これじゃ皆が嫌がり誰も寄りつかないし友達など親しい友人なんて出来ないよな、、、と呆れる自分
生涯独身の覚悟は出来ているし自分と同じ独身者も身近に見聞きするようになったからある意味心強い。
独身は勝ち組と言う人がいる。その人によって幸せの形は違うと思うからある意味正解なのだろう。
一方で特定のパートナーが欲しくても結婚したくても、それを叶えられなかった人たちの事を思うと胸が痛い。
結婚したからってパートナーが居たって死ぬまで心の底から愛とか幸せを感じている人は離婚率や熟年離婚を踏まえればそれほど多くないだろう。そう思うと嫁に来て自分を産み育ててくれた母には亡くなった父同様に感謝しかない。
相続手続きの中で戸籍謄本をマジマジと見た。
ご先祖さまの名前を見て、この家を存続させようと命のバトンを代々繋げてきたのだろうなぁと思いを馳せ感謝した。
この家を自分で終わらせてしまう事に申し訳なさでいっぱいだが、自分にはもうどうしようも出来ない。
もう仕方ないんだ。これが現実なのだから。
迷惑で存在価値のない自分だけど、この家の最後の人間として恥ずかしくないよう精一杯人生を楽しんで、向こうの世界に行ったらご先祖さまに謝罪しようと思う。
この世に生きている全ての人々が幸せでありますように。
今、自分がふと思ったことでした。