偽物の自分を演じるために被っていた嘘が張り付いて結合し、やがてこの姿が本当の自分だと他人に認識されるのが堪らなく恐ろしいです。
もし本心を打ち明ければ、どうなるのでしょうか。裏切り者?頭のおかしい人間?社会不適合者?
どちらにせよ失望されるのでしょうね。
私はあの人たちにとって都合のいい人間を演じているのですから当然です。
自分を殺してまで演じる偽の自分が、いつか本物を名乗り出しそうで怖いんです。
いつか私の心を置いて体を持っていってしまうような気がするんです。
そしてそんな私にあの人たちが期待している、頑張ってと怖いくらいの笑顔を向ける様子が見えるんです。
どんなに叫んでも本心は届かない。
いつか私が嘘に偽物になってしまう。
そんな気がしてなりません。
ななしさん
こんにちは、はじめまして。
私も全く同じ経験をしたので、いてもたってもいられずお返事を書かせていただきました。
かなり長くなってしまうこと、心よりお詫び申し上げます。
自分語りになってしまうので詳細は省きますが、
私も学生時代の人間関係を引きずり続け
いつのまにか自分を失っていました。
それは10年以上経った今でも直りません。
自分が帰ってきてくれません。
人に嫌われないように、いじめられないように、悪口言われないように、周りを不快にさせないように、仲間外れにされないように。
これらは全部私が学生時代に経験してきたことです。
誰も味方がいなくて、毎日孤独でした。
何のために生きてるのかと。
そして私はいつの間にか、自分を殺して違う理想の自分を作り演じてきました。
結果的には良いも悪いも五分五分でした。
いえ、良かったことの方が多かったので、成功だったのかもしれません。
本当の自分を失うという、あまりにも大きすぎる代償を払って。
家族や久しぶりにあった友人にも、
『あれ、そんな話し方だったっけ?』
『…なんか感じ変わった?』
と言われる始末。
戻ろうにも、本当の自分が思い出せないのです。
どんな声でどんな話し方で、どんな風にリアクションしていたのか。
信じられないですよね。
でも嘘ではなく、真面目に思い出せないんですよ。
ですが今、心から信頼できる大切なパートナーができてから、なんとなーく昔の自分らしきモノが現れ始めたのかもと思えるようになりました。
パートナーの前でだけは、気を遣わず言いたいことも言える。
たくさん笑って泣いて怒って、感情や思いを共有できる。
なんかもう、それだけで良いじゃんって思えてきました。
そう、それで良いんです。
誰か一人だけでも、自分をさらけ出せる相手がいるから。
私は今もパートナー以外の前では本当の自分が出てきてくれません。
喋り方も雰囲気もガラッと変わってしまいます。
でも、ある方法で乗りきっています。
それは、
『自分の中のもう1つの人格をあえて作って利用する』
ということ。
どういう意味かというと、プライベートでの自分と、他人の前での自分を使い分けるんです。
例えば、家にいるときは自由な私。
だらしなくても愚痴や暴言吐いても好きなことしてても気にしなくて大丈夫。
それを、会社の扉を開く瞬間スイッチをパッ!と切り替える。
そのとき心の中で、
『ここからはあなたの出番!今日も1日よろしく頼みますよ~!!』
みたいな感じで自分の中の都合の良い方の自分に語りかける。
そして仕事中は、本来の自分を捨ててもう1人の自分に頼るって方法です。
これ実は、使いこなせるようになると
誰かからのキツい言葉とかが受け流せるようになるんですよ。
なんていうか…
“自分が言われている”
っていう意識よりも
“あら~、あなたこんなこと言われちゃってるよ~”
みたいな感じに、客観的にとらえることが出きるようになるんです。
ダメージを受けるのは本当の自分ではなく、
自分の変わりに外に出てくれているもう一人の自分。
だから実質ダメージはゼロ。
慣れるまではちょっと時間がかかるかもしれませんが、やってみる価値はあるんじゃないかと思います。
それで少しでも心が軽くなるなら、なおさら。
長くなってしまいましたが、あなた様の心の不安や恐怖心を打破するきっかけになれたら
私もとっても嬉しいです。
あまり深く考え込まなくて大丈夫。
そんな風に意識できてる時点で、まだ全然間に合います。
間に合わなかった私が言うんだから、絶対(笑)
あなた様の心身のご健康、心から願っていますよ
(*´ω`*)