蛍みたいに命が短かったら
蜻蛉みたいに命が短かったら
蝉みたいに命が短かったら
こんなに疲れなかったし
苦しまなかったはずって
思う
あがこうとしたけど無駄だった
ダメだったできなかった
変わろうとしたよ?
でも足枷が私の足を引いて行かせてくれない
「忘れるな お前のしたことを思い出せ」
いつだって生きてて楽しいこと
なかった
どんなときだって多分ずっと
苦しかった
でも今はそのどんなときよりも
苦しくて
変えられない過去を変えたくて
いつだって願ってる
「神様お願いです。私をあの時に戻して」
早く助けて
勝手に神様が産んだんでしょう
勝手にその体はお前のだと言ったでしょう
なのに傷をつけたら怒られるの
、、
この体は私のじゃないのかな
とか思ったり
じゃあはやく「私」は消えられる?
とか思ったり
ぜんりょうなにんげんだったら
たくさんのひとに
あいされたのかな
いつもとなりにひとがいて
いつもえがおだったのかな
もう私の隣には誰もいません。
安らかさもありません。
あるのは「やくそく」という名前の糸だけ
なぐられちゃうからやくそく守ります
やくそくってなんなんだろう?
生きるのやめようかなと思いますか
涙一粒と
くびを絞めて無になろうと思います
夢を持てなかった私さようなら
犯罪者の私さようなら
底辺の私さようなら
無の私こんにちは