ログインIDやパスワードを忘れるくらいこのサイトを長らく訪れていなかった。
が、久々に「宛名のないメール」を開いたら、もう何年も前に書いた小瓶に対する温かいメッセージが届いて、胸がいっぱいになった。
苦しかった学生時代ももう少しで終わりを迎え、私は今度の春から社会人になるらしい。
思えば大学1年の頃は、うつ病に苦しんでいて、毎日希死念慮に悩まされていた。イヤイヤながら始めたバイトも、1日で辞めたり、長くても1週間しか持たなかったりと、とても働ける気がしなかった。
そんな私が、死にたいと考えることも少なくなり(完全になくなったわけではないが……)、無事就職活動を終え、新しい人生を歩もうとしているとは、自分でも現実味がわかない。
毒親とも離れられ、自力で生きていけるようになれるのは、嬉しくて誇らしい。
自分だけの力ではない、たくさんの人に支えられたおかげで今の私がある。
正直、うつ病に悩まされず、もっと大学生活を満喫できていたらよかったのに、とか、資格勉強でもしていたらもう少し就職活動うまく行ったかな、とか、思うところはある。
だが、これが私のできる限り最善の選択をしてきた結果なのだ、と思いたい。
きっとこの先も、理不尽な目に遭ったり、己の能力不足を憂いたりすることは山ほどあるのだろう。
しかし、どんな逆境が待っていようと、自分の存在価値を見失わず、自分なりにもがいて生きていきたい。少なくとも今はそう考えている。