自由気ままに生きていた私が、ひょんなことから家庭を持ち、あなたが生まれてきてくれて、家族ができました。
不器用なくせに、家族は自分が守ると意気込み過ぎて、幾度も失敗を重ねてしまいましたが、あなたたちへの想いに偽りはありません。
15年頑張りました
結果的に私は単なる金蔓でしたが、家族のためと信じて頑張りました。
別々に暮らすことになってからの6年…
勝手ながらも、あなたへの想い一筋にやってきました
父として認めてくれなくてもいい
それでも私は“父”として、やれることをやろうと決めてました。
二十歳の誕生日おめでとう
せめて、これからも…と随分悩みましたが、縛りになると思い、あなたの誕生月を最後にしました。
それから4年……
ようやく返済が終わったことを目処に、これまでの様なお金のためではなく、自分がやりたい仕事につくことにしました。
一箇所にて清掃、食洗、庭師としての仕事で、休みは月に1〜2日。
ああ、でも勘違いしないでください。
ブラックなのではなく、私が自ら望んでですから。
あなたの記憶にある私は、トラックをひたすら走らせていた私でしょう。
昔と変わってませんよ
変わらずせっせと頑張ってます
いつか……
風の便りであなたが、今の私を知ることがあったとしたら、
「変わってないじゃない」
と笑ってほしくて、駄目親父は頑張ってます。