夢の中での話
出来の悪いなろうみたいな話。
俺は夢の中でで家出中のパパ活女子(もしくは娼婦)の子とメッセージで知り合っていた。
友達と2人だが泊まるところがなくて困ってるらしい。
俺はビジネスホテルか何かを手配してその子が泊まれるようにしてメッセージを送り助けてあげたようだ。
メッセージが終わると俺は洞窟にいる。
その場所を何故か俺は知っている。
蝙蝠型のモンスターに追われている男性を見つける。
俺はモンスターに対してブーメランを投擲。
当たらないがヘイトは取れた。
男性は助けられたことに気付き俺にお辞儀をして出口へ向かう。
レーダーを見ると他にも敵がいる。
目の前のコウモリだけなら良いが周りの敵まで反応したらこっちが死ぬな。
ログアウトして逃げるか。
(ん?ログアウト?あぁこれはゲームか)
夢の中の思考で俺は久々に昔のゲームにログインしてたのだと理解。
場面は変わり俺は車を運転中。
助手席にはいつも御飯いく知人が乗っている。
何かの帰り道のようだ。
「(俺)さんはこの後何か予定は?」
「昨日久々にオンラインゲームにログインしたので今日もやろうかと」
「ほぅ、それはいいですね」
他愛もない会話を交わす。
俺の意識はログアウトしたシーンに戻る。
敵は上手くやりすごせてたようだ。
昨日の女の子はどうなっただろう?
女の子へ手配した部屋へ向かう。
どうやら俺のアカウントでレンタルルームを借りていたようだ。
部屋には20代前半と思われる小柄な女性がいた。10代にも見える。
部屋はピジネスホテルとラブホの中間のような部屋だった。
事情を聞くと友達の子に見捨てられて置いていかれたようだ。
いく宛もないからここで客を取ってはなんとか滞在費を捻出したいらしい。
「今日の部屋は俺さんが借りてくれたんだしお風呂入ってったら?」
と言われて風呂にはいる。
銭湯のジャグジーのように広い風呂だった。
風呂に入るとその子も続いて入ってくる。
裸の若い女の子が隣にいたら流石に欲情する。
「相手してあげよっかー?」
と女の子がいう。
どうやら俺を客にしたいようだ。
(生は怖いなゴム有りならいいか?)
(そもそも俺に手待ちあったか?)
(いやまて、美人局か何かの罠か?)
色々と逡巡した結果
「んー、ちょっと稼いできてから考えるわ」
と返した。
「ん?稼げるの??」
と聞かれる。
「確かデイリーやればどうにかなったはず」
何故か手元にあったタブレットらしきものでクエストを探す。
受注制限は5個、さっきいた洞窟での討伐クエストを適当に選ぶ。
「そんなに出来るの?」
「前にやってたし大丈夫だろ多分。ん?これお前が出したやつ?」
クエストのひとつにその子が依頼したと思われるクエストがあった。
「獣人の血?これお前欲しいの?」
「なんか高く売れるらしいから出してみた」
「まあいいや、ついでに出来るし取ってくるわ」
「いいの?やったー!」
なんか嬉しそうだ。
風呂からでて着替えてクエストへ向かう準備をする。
「さっきしなくて良かったん?時間あるなら1発ヤッとく?笑」
「まぁヤりたいっちゃヤりたいが賢者になったら稼ぎにいけねぇしな。部屋代くらいは余裕で稼げるはずだが久々だし戻れなかったらごめんな」
「じゃあ外まで見送ったげる!」
「俺が戻るまで客取ってても良いし帰れるなら家に帰っててもいいぞ。」
そういって俺は外に出る。
外に出ると昔拠点にしていた街の中にいた。
(ここは下層か、確か競売があったな)
(今もアライアンスの募集は下層か?)
(辞める前は上層とか庭でも募集あったっけか?今はどうなってる?)
(俺の装備はもう型落ちのはずだ、今の最新環境だとどんなのが良いんだ?)
(レベルキャップいくつだ?カンストまで何日かかる?)
(昔一緒にやってた人達残ってるのか?)
(まあいい、取り合えず今日はデイリー終わらせよう、あの子を身請けするにしてもまずは勘を戻さないとだからな。)
色々と考えながらも洞窟に向かうところで俺の夢は終わり現実に戻される。
俺のやりたいことが夢に出たんだろうな。
久々に昔はまったゲーム。
それで食うに困らない金が貰えて女の子養えるなんて都合のいい。
人助けだと思って自己満足にもなる。
それでいて最新環境にもう一度挑もうなんて俺が失った過去の情熱を取り戻せそうだ。
さて、夢から覚めてしまったことだし渋々ジムにいくか。
あの気に食わねえおばちゃんいたらうざいな。
車で駅前のジムに向かう。
ロータリー混んでるな。
俺の前で若いカップル?が横断歩道わたろうとしてる。
15歳くらいだろうか?
2人とも手を上げて止まってる車にアピールしてわたってる。
女の子にこにこしてる、可愛い。
男の子の方も爽やかであどけない感じだけどイケメンだな。
こっち向いて会釈してきたので「渡ってどうぞ」とジェスチャーで応じる。
こういうの見ると初々しくていいなと思う。
ジムで歩きながらこの子瓶を記す。
気付いたら1時間近く歩いていた。
途中で何度も消えたせいだがな!
帰ったらどうするかな。
なんもやることねえな…。
夢の続きでも見れたらいいのに。