すぐに死にたいと言う人が嫌いでした。
明らか自分にも非があるのに頑なに認めない人が嫌いでした。
自分の価値の無さを理解していない人が嫌いでした。
でも、それは違った。
やっと、向き合えました。
もういいんです。
それが自分だって気づいたから。
俺が嫌っていたのは、”上記に当てはまる人“ではなく、”そんな自分自身“でした。
本当はこうだったんです。
すぐに死にたいと言う自分が嫌いです。
明らか自分にも非があるのに頑なに認めない自分が嫌いです。
自分の価値の無さを理解していない自分が嫌いです。
けれど、そう言ってしまったら、何も残らないことに気づいて、知らない誰かに擦りつけた。
すぐに死にたいと言う人。
自分の非を認めない人。
無能だと気づかない人。
どれも本当は自分なのに、自分ではない誰かを嫌った。
今は、そんな自分が大嫌いです。
きっと、嫌いでいるだけまだマシです。
いつか、そんな自分を殺したい。
殺したいほど憎い。
あぁ、なんだ。
結局は自分のことが好きなんじゃないか。
俺が俺を殺したいのは、憎いからじゃない。
楽になりたいから。
ただ、それだけ。
もう、何も考えたくない。
静かに眠りたい。
一生醒めない夢に見惚れて虜になっていたい。
向き合えるわけないじゃないか。
こんな弱い俺が。
死にたい。