思えば就活の時からいつもギリギリだったな。
内定が決まるのもギリギリ。
鬱で仕事辞めようかと思ったときもギリギリ。
休職して仕事復帰してダメだったら死のうと思った時もギリギリ。
今回も次の案件決まらなくてギリギリで決まった。
中間業者の斡旋ミスとか忌引とかの不慮の事態もあったが心臓に悪い。
なんとかなるさの精神で開き直れたらどれ程楽か。
俺はネガティブで後ろ向きだから常に不安に追い立てられる。
愚痴というか弱音を吐いた。
「次の案件決まらなかったらどうしよう」
『今まで大丈夫だったしなんとかなる!』
「なんとか案件決まったんだ」
『やっぱりわたしが言った通りでしょ!』
「次の仕事が上手くやれるか不安」
『始まっちゃえば大丈夫だって!』
何の根拠もない励ましだ。
知らない相手なら腹が立つが、言われても嫌じゃない相手から顔を見て言われる分には少しだけ気が楽になる。
次に俺はなんと言うだろう。
「仕事始まったけどなんとかやれてるよ」
だろうか?
そうであって欲しいな。
そう報告したいものだ。
これは死亡フラグか?
むちゃくちゃきつい仕事で病むやつか?
自信失くして辞めたくなるやつか?
時間が止まって永遠に休日のままなら良いのに。
逃げ出したくなるな。
だが逃げる選択肢はない。
誰かに頑張れと言っておいて自分が頑張らなくてどうする?
頑張りもせず不貞腐れて喚くだけの甘えた奴は嫌いだろう?
そいつらを堂々と侮蔑し嘲る権利が欲しいだろう?
そのためにも体調とメンタルは整えておかないとな。