市内でトップ学力の高校を目指すことにした
元々小さい頃から「行くならあの高校がいいよね」「天瀬は○高行くもんね」「頭いいもんね」ってたくさん言われて来たからかな
気がつけば選択肢がなくなってた
一生懸命勉強して、
なんのための勉強してるのか分からなくなって、
無理だと思って、
志望校やっぱ下げたいって思って、
誰かに‘受かるよ’って言われて、
できないと思ってる自分に腹立って、
落ちてもいいからやらなくちゃって思って、
一生懸命勉強して、
でも、やっぱり無理じゃないかって思って、
この繰り返しだった
「頑張ってね」「大丈夫だよ」
って言われることが大嫌いだった
だから自分は言わないようにしてる
ー10月の話
塾で受けたテストがいい方向に転がって喜んでた
憧れの先輩(天瀬の志望校の在校の人)から修学旅行のお土産をもらったとき、とっても嬉しかったし、このまま頑張ろうと思った。
ー11月の話
テストの点数も上手く伸びなくて、
合格率がガクンと一気に下がって、泣いたな
思いっきり泣いた
今まで頑張ってきたノートを破りに破ったし、[合格する!]って書いて壁に貼ってあった紙も捨てた
志望校一つ下げようって自分の中で決めて、もう一回だけ頑張ろうって無理やり前を向かせた
天瀬が自分自身を前を向かせた方法はね、絶対に真似しない方がいい
自分で頬を殴ってた
「とにかくやらなくちゃいけないんだ」って殴ってた
やりたくないって思った時は、殴って、自分を納得させていた