なんていうのかな、23年間男の体で生きてきて、別にこの体は嫌いじゃなかった。
楽しいこともあった。
けれど、もうこの体で生きていくのは限界なような気がする。
このままでも行けるかもしれないけど、いつかダメになってしまう予感がする。
壊れてしまう気がする。
お父さんは「ボクシングでもやればいいのに」って言う。
できたら自分もボクシングでもやって強くなりたい。
無敵の筋肉を手に入れて強くなりたい。
もっと、スポーツができて、筋肉がついてるっていうような「男らしい」見た目になってみたかった。
でも私は、どうしてもそうやって生きていける自信がない。
子どもの頃から運動オンチで、ノロくて、スポーツも全然できなくて。
「今からでも強くなればいいじゃない」「男として生きた方がいいんじゃないの」「ただ君が弱いだけ」
と思われるかもしれないが、どうしても、自分が世に言う「男性」の枠にはまって生きていける未来が想像できない。
お金の問題?環境の問題?それもあるかもしれないが、お金がたくさんあっても、別の環境に産まれてても、
私は同じような考えになると思う。これは、風邪やインフルエンザのように治ったりするものではなくて、
きっとこうなるはずだった。
私は女性になりたいとは思わない。男性としての体にそれほど嫌悪感はないが、「男性らしくない」見た目でありたいと思う。
男性っぽくない、女性的な特徴もあるが、女性とも言えない。
どちらでもあって、どちらでもない。
完全な男としてではなく、そういうふうに見られたい。
簡単に言えば、男と産まれた以上は男として生きていくしかないが、世間一般のいう男とは、少し角度の違う「男」になりたいということ。
トランスジェンダー、中性、無性、両性、不定性、どれとも違う。あくまで私は男。
男性として生きる道を選びつつ、外側は違うものがいい。
私はそれ以上は求めない。男性という枠の中で変わりつつ生きたいだけ。
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