ずいぶん寒くなってきて、
気付いたらもう年が明けて
ボクとも、もう半年越えて。
それまでの私はボクとそんな関係になるなんて想像は頭の片隅にも、どこにも、カケラ、も微塵もなく。
そもそもそんな可能性があるなんて全く頭になかった。
社用車の窓、凍ってたでしょ?
って、朝イチ話し掛けてきたボクの吐いた息が白く流れていくのを、
去年の今頃の私達はどんなカンジだったかなぁ。
なんて思いながら見つめちゃったよ。
去年の今頃の私が今の2人の関係性を知ったら
嘘だー!ないない!ある訳ないじゃん!こんな若い男の子が私を…って事ないでしょ!
って、笑い転げるんじゃないかな。
12個下の今時の男の子なボク。
ウチのチームで1番若いボク。
初めまして。の時から考えるとずいぶん懐いてきて、野良猫が段々と近寄ってきた時みたいでかわいくてかわいくて。
自分の方が先輩だから!ってご馳走してくれたりするクセに、教えて!先生!ってヘルプの電話してくる所が素直で愛嬌があって、好きだったよ。
でもソレは恋愛の好きじゃないんだよね。
でも今はそう言い切れない自分がどこかにいて、年上としてダメだなって思ってる。
家庭を持っている私はボクからしたら、何のエリアにも入れる事のない、
【同じ職場の同じチームただそれだけの人】
なんだろうと思っていたから。
そんな隙も、そんな環境も、時間も、全てを与えてしまったのが過ちであったと思ってる。
そこは12個上の家庭持ちとして、いなす事が正解だったよね。
ごめんね。
仕事中のボクからの電話にシッポ振って喜んで
事務所でSっ気出して攻撃してくるボクにデレて
不定期で突然約束される逢瀬にときめいて
普段見ることのないボクの表情や反応に優越感で
ボクの言う[人生初]に何度か関われた時には高揚して
それだけだって、充分満足でしょ?
って、自分でも思うんだけど。
ずいぶん我儘になってきちゃったみたい。
普段ももっと優しくして欲しい。
もっともっと懐っこく来て欲しい。
かわいくてかわいくて大好きなんだよ。
もっと触れて欲しい。
身体だけの。都合の良い。ちょうど良い。
きっとボクからしたらそう。
わかってる。
たまたま手が届く距離に私がいただけ。
分かっているけど、ボクの事が足りないよ。
もっと欲しい。
他の店舗の人にランチに誘われたのを、ずっとからかってくるけど。
そうじゃなくて、ランチに行ってる事にヤキモチ焼いて欲しい。
4人からランチ誘われてるってモテますね。
1位は誰っすか?
って、そんな言葉が欲しいんじゃないんだよ。
そのランキングの中に自分は入れてないじゃん。
入れてよ。ダントツの1位だよ。
ボクだけが特別だよ。
ボクだけなんだよ、触れさせるのは。
私もボクの特別になりたいよ。
でも、そんな特別なボクだからこそサヨナラしなくちゃいけないんだよね。
どうしてこんな我儘になっちゃったんだろ。
サヨナラしなくちゃなのに、サヨナラしたくなくて足掻いてる。
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