最近ぱあるが大丈夫になったって言ったじゃん?
でも、ダメだった……
兄貴とのケンカで俺に替わらずに
傷ついて、カッターでリスカしてた……
部屋にこもって
「ごめんなさい…ごめんなさい…!
生きててごめんなさい…!もうイヤだよ…
しにたい…しにたいけどしねないの!
ごめんなさい!ごめんなさい!
生まれてきてごめんなさい!
イヤだ…しにたい、しにたくない…?
もう、わかんない……」
そんなことばっか言ってた
母親がリスカ跡見て
ぱあるにため息ついて言ったんだ
「こんな事して、母さんへの当てつけ?
ふざけたらダメでしょ!
何でこんなことしたの!」
兄貴のことは怒らず、
ぱあるの話に聞かずにずっと怒る
「こんな事して楽しかった?」
「ざまあみろって思った?」
って聞いてきた
それでもぱあるは俺に替わらなかった
ずっと俯いて、黙って、泣いて
声を荒げたり怒ったりしなかった
俺は言えなかった
「楽しいわけないだろ!痛いに決まってる!
母親のくせにぱあるばっか怒るなよ!
兄貴が悪いのに!
なにも見てもなかったくせに!
ぱあるをこんなにしたのはお前らだろうが!
ぱあるを締め付け続けたお前らの所為だろ!」
って。
母親はブツブツ怒りながらぱあるの手当をしてた
夜、ぱあるは泣きながら寝た
朝起きたら目が赤くなってた
母親はコロって態度を変えて
「おはよう」
って言ってきた
ふざけんなって叫びたかった
でもできない
羽愛留が哀しむから
そのまま学校に行った
羽愛留はいつもどうり友達と接してた
リスカの跡はうまく袖に隠して
暗い話だけど最後まで読んでくれてありがとう
じゃあね
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