9歳で君に恋をしました
その真剣な眼差しと
何事にも挑戦する姿勢が
すごく格好よくて、
だんだん、君のことが好きになっていました
いつしか、ぼくの手や指をよくいじるようになったのをよく覚えています
純粋で、帰る時『怖いから』とよくぼくの手を握っていたね
君の暖かい手の温もりは、忘れられない
私の手は冷え性だから冷たいはずなのに
よく君は『心地いい』と言った
脈アリなんじゃないか、
何回も勘違いした
よく目があった
よく話してよく笑った
よく一緒に学校に向かった
君に会えることが一番の幸せだった
小学五年生、林間学校
この気持ちを伝えた
答えはどっちでも
それがもう2年も続いていた
周りのみんなは
結局付き合ってるの?
の質問ばかり
彼はしっかり答えない
どうだろう、分からない
曖昧な言葉しか発さない
いつしか、中途半端彼な彼に冷めていた
1年二学期
新しい人を好きになった
ほんの3ヶ月間だけ
理由はよく分からない
けど、いつの間にか好きになっていた
一緒に学級委員をやっていくことが楽しかった
同じ立ち位置で仕事をするのが幸せだったんだと思う
けど、不登校になっちゃったんだ
それで会う機会が少なくなって
仕事も自分一人でいっぱいやることになって
苦しくて苦しくて辛くて
好きって感情は薄れていった
2年一学期
また、告白した彼を好きになった
クラスがちょっとだけ近くなって
いっぱい話すようになった
彼は学級委員になった、
槐は落ちた。枯れたんだよ。
才能も自信も信頼も。
そして彼は、学級委員長になった
遠い存在になった
手が届くなら、この恋が叶うなら
ぼくはどれだけ幸せだったでしょう
4月16日、水曜日。
赤い糸は、切れました。
僕の問いかけがきっかけだった
付き合っているのか、はいかいいえで答えて欲しい
ちゃんと理由があった
もしぼくが他の人を好きになった時。
もし付き合っているという判断になったら
浮気になるんじゃないか
彼も曖昧で困っているんじゃないか
そう思って、言ったんだ
そう、答えははいでもいいえでもない
限りなくいいえに近いはいだ。
一旦 、友達に戻る?
質問で返された。
結局中途半端なやつだった。
でも嫌いになれなかった。
よく、わかんないけど。
その提案にはもちろん同意した。
そこで反論してしまえば、また中途半端な糸が切れそうで切れないから。
一旦に期待している自分もいる
馬鹿らしいと思う。
その夜、涙が止まらなかった
さよならが、痛い。
彼の気遣いが、痛い。
痛いんだ、全部。
もう嫌いだよ
好きになんてなれない
嘘に決まってんだろ、笑
大好きだよ、ばーーーか
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