ななしさん
誰かにそばにいてほしいと思うときには誰もいない、そんなことを、私はずっと経験してきた。本当に辛くて誰かに支えてほしいと思うときに、私は、一人で耐えなければならなかった。そんなときに支えになるのは、神仏か自分自身ではないかと思う。自分で自分を何とかするしかない。自分が自分の面倒を見て、自分が自分にやさしい言葉をかけ、独りに慣れること。幻覚に支配されたら、それによる苦しみ(たとえば精神病)が待っている。自分が自分を信じ、自分が自分にとって信頼に足る人間になれるようにすること。大事な時に独りでやっていかなければならないというのは確かに辛いことだが、それを乗り越えられれば、自分が強くなり或は自分が磨かれる。そのような辛く苦しい時を何とか過ごして、次第に、自分が強くなる。自分のことは、自分で何とかしなければならない、というか、他人が自分を何とかしてくれる訳ではない。
誰もいないと思うのなら、神仏に祈るという方策もある。たとえば自分の部屋に仏をおいて、それに水をあげて、手を合わせる。それだけでも、少しは安心すると思う。よりどころというのか、そういうものをもつのは大事なことだと思う。自分自身をよりどころにするにはまだ弱いかもしれないが、そういう神仏に祈ることも、あっていいと思う。祈るとして、他に祈る対象がなければ、千手観音に祈ることをすすめる。
この辺で書くのを止める。