研究職に就くことを夢みて上京し、四年制大学に入学してから暫くたつ。
だか、学部最終学年になって今更、このまま親の脛をかじり続けることに対して不安と後ろめたさが生じてきた。
せめて大学院での5年間の学費は自分で工面しようと、今年から大学と仕事の二重の生活を始めたが、あまりの忙しさに体を壊してしまった。
卒論や院試の勉強も手につかず、留年を考えるようになった。
そして何より、学問に対する以前のような情熱が薄れてしまっているのが悲しい。
今は好きな音楽を聴いたり、気休めにギターを弾いたり歌ったりしながら、漫然とした気分で生活をしている。
そして今日はこれからライブに行く。自分は本当は音楽のことを考えている方が幸せなんじゃないか?…等と考え出す始末(笑)
22歳…
多くの人が就職し、自立してゆくこの歳にあって、自分は何をしたいかも解らないし、それを考えるだけのエネルギーもない。
参った…。
ああ…
すみません。
ただ言語化して落ち着きたかっただけなんです。
つまらない文章に目を通して下さり、ありがとうございました。
真弘(mahiro)
ななしさん
小瓶主です。
5年前に流したこの小瓶、お返事がきていて驚きました。本当にありがとうございます。
自分は結局、大学院には進学しませんでした。現在は予備校の講師をして自活しています。元々親との関係があまり良くなく、経済面での援助を受けにくかったことに加え、体があまり強くないため学業と仕事の両立が困難であったことを加味して、学部卒で大学を出て今の仕事に落ち着きました。
学者になる夢は叶っていませんが、仕事と趣味を両立できる今の生活が気に入っています。教壇に立って好きな世界史を教えることも、生徒たちと接することも、休日に図書館にこもって資料を探すことも楽しいです。
今は27歳。あのころよりずっとしなやかな日々を送っています。30歳になるまでにお金を貯めてヨーロッパを旅することが今の夢です。あとはもう少し時間がかかるかもしれないけれど、参考書を出版できたらいいな。
当時はガラケーで見ていたこのサイトが、今もこうして続いていることに懐かしさを覚えると同時に、管理人さんや小瓶を拾ってくださった皆さんに感謝しています。
またどこかでお会いしましょう。
それでは、さようなら。
マヒロ
ななしさん
修士までだけど院に進みました
周りが社会に出て行く中、院時代は精神的に焦りや不安で苦しい面もありました
結果卒院しても、非常勤でほそぼそと生活しており、親に何にも返せていません(自分が優秀でないこと、正規就職できない場合も多いのは覚悟の上でした)
でもそれも含めて自分が決めたこと
院に行かず正規で就職していたら…
得たものと失ったもの両方あったでしょう
院に行って進んでも得たもの失ったもの両方あります
ずいぶん前の小瓶だから決断はすでに出て前に進んでいるでしょう
自立とはたんに経済的に自立し社会人をやることだけではありません
覚悟をもち自分の進んだ道に起きるすべてを引き受けることを
責任、そして自立というのだと思います