生まれた瞬間に、消えたいと思ったのは俺だって同じだよ。
そして、自分はあの歌詞の子とは違う。
自分という存在は影のようについてきて、昼夜問わず自分を責め立てる。
本当に自分の敵は自分なんだ。
ロボットにでもなれたならとよく考える。
感情を殺せたら自殺する必要もないだろう。
ただ金だけ稼ぐために、責任を果たすためだけに、感情に流されず最善の選択をして過ごしていけたら最高だろう。
自分は少しおかしくなってきたんだろうか。
ここまで育つのに金も手間もあまりにかかりすぎた。タダで消えることはさすがに気が引ける。
やらねばならないことは分かりきってるのに、何故その通りに動けないのか。
何度考えても感情は殺せず、まるで性質は変わらない。
誰か、俺をロボットにしておくれ。
ななしさん
今、君に何を言っても
私の言っていることは、ウザったい言葉にしか
聞こえないと思う。
でも、ごめんね。
少しでいいから聞いてほしい。
ロボットは、パーツがたくさん集まってできた
ただの個体にすぎなくて、自分が存在していることさえわからない。組み込まれたプログラム
どうりに、動いて行動する。
確かに、楽だとは思う。
感情がないのは。
苦しいことも、辛いことも
何にも気にしなくてすむもんね。
でも、それは幸せなのかなって思うの。
だって、ロボットはただのパーツの集まりでしかないから何も感じないし、自分自身、何をしているのかさえわからない。でも、逆に言えば、人に迷惑かけようが傷つけようが、どんなに悪いことをさせられようが、何も感じないってことなんだよ。
そんなものになるくらいなら
私は、どんなに人に迷惑かけようが傷つけようが悪いことしようが、それでも自分のことを反省できる方がよっぽどいいと思う。
何にもできなくても、反省しないよりは、
よっぽど自分のこと好きになれるもの。
…なんて、生意気いって、ごめんなさい。
自分の感情を殺したいくらい、
自分が嫌だったんだよね。
でもね? 何にも反省しないロボットや人より あなたの方がよっぽど素敵な人だと
私は思うな。
だから、そんなに思い詰めないで。
Dreamer