学校に行きたくない。
学校に行けば幸せを壊される。
夏休みの楽しい思い出全て壊される。
またいじめられる。
毎日、毎日、やっとの思いで耐えても更に酷いいじめを受ける。
行きたくない。
でも、行くんだ!
絶対行くんだ!
知ってる。
学校に行けばいじめられることを知ってる。
心がボロボロになることも知ってる。
あいつらは悪魔だということも知ってる。
もっとだ!もっと知れ!
辛さを知れ!絶望を知れ!知ることは力だ!
知ることは変化をもたらす。
こうして自分を励ませることを知っている。
少しは前向きになれたか?
それなら確かに心は変化した。
自分の心を知れ。
必要な心を作り出せ。
ほら、学校が見えてきた。
交差点をあと2つ越えれば学校だ。
行けるか?
代わらなくてだいじょうぶか?
行ける。
今日は僕が行く。
怖いけど行く。
全ては生きるために必要なこと。
知ることは力、そうだよね?
いつも励ましてくれてありがとう。
行ってくるね。たくさん勉強してくる。
学校終わったら勉強したこと聞いてくれる?
あぁ、またたくさん話そう。
それまでにオレもたくさん考えておく。
上記は高校時代の夏休みが終わったある日の話。
心の中にイマジナリーフレンドと呼ばれる想像上の友達を作り、会話し、心の安定を図ろうとした。
生きることは知ることの連続。
知りたくないこともあれば、知られたくないこともある。
何を知り、どう自分を変化させるか。
それを決められるのは自分だ。
この思いをもう一度自分自身に届ける。
ベル
名前のない小瓶
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お返事が届いています
ななしさん
今は人生80年時代です。人生必ず取り戻せますよ。
ななしさん
あなたは強いですね。
見習いたいです。
自分の行動、未来に責任を持ちたいものです。
ななしさん
ベルさんはすごいね。 瑠瑠
ななしさん
【小瓶主さんからお返事きたよ】
小瓶主です。
1通目の方へ
お返事ありがとうございます。
オレは今、22歳なんですが人生80年、そう考えると一日一日がとても貴重に感じられるようになりました。
この小瓶で流した「知る」ということはオレにとっての原点。
これからも少しずつ色々なことを知って成長して行こうと思います。
2通目の方へ
この小瓶の内容当時のオレは、心の強さが何なのか知りませんでした。
知っていたのは自分の弱さ。
そこから少しずつ色々なことを考え今に至ります。
あなたの言葉のおかげで、自分の心の変化を実感することができました。
ありがとうございます。
ななしさん
すごいですね。尊敬します。
私も頑張んないと。
優羽
ななしさん
【小瓶主さんからお返事きたよ】
小瓶主です。
瑠瑠さんへ
ありがとうございます。
いじめられて辛かった時、「知ってる」って思うと少しだけ心が楽になりました。
何かを知れば、知ったことについて考えられる。
考えると、様々な物事との繋がりも見えてくる。
辛さも、絶望も、味わえば味わうほど、ほんの小さな幸せもはっきり感じられました。
だから、オレにとって幸せは、もう一度味わいたいと思う感覚。
辛さを知ってるから幸せも分かる、そう考えました。
だから、この世の全てのものには価値がある。
全ては生きるために必要なこと。
そう自分に言い聞かせて過ごしてました。
優羽さんへ
ありがとうございます。
オレの中にある本当の辛さと向き合いたいと思って、この小瓶を流しました。
彼女の命日が近いので、今年はきちんと向き合えるように。
オレも頑張ってみます。
ななしさん
素敵です。
私も今学校で一人で、イマジナリーフレンド、作って頑張ってます。
ベルさん、何回か宛メで見かけていたけれど、やっぱり頭のいい人、なんですね。この小瓶を読んで、勇気が出ました。夏休みももう終わり、また私も頑張らないと…
ななしさん
【小瓶主さんからお返事きたよ】
小瓶主です。
7通目の方へ
ありがとうございます。
この小瓶があなたの勇気に繋がったのならとても嬉しいです。
当時は、毎朝気が重くて、通学中はこんな感じでした。
イマフレもそうですが他にも、イメージの力を駆使してました。
いじめられる、辛い思いをする。
それが避けられないなら、それを利用する。
心の奥底に届いたイメージは、その人の在り方に影響を与える。
心の奥底に届くのがいじめの暗い記憶なら、その記憶に自分にとって都合の良いイメージを結びつける。
辛ければ辛いほど、それは願いを叶える力になる。
そう考えました。
そう考えれば、辛いことと願いを叶える力は、確かに結び付く。
どうしてそう思えるかを次のように自分に言い聞かせてました。
願いが叶わないことも一つの辛さ。
であるならば、願いが叶わなければ叶わないほど、いつか願いが叶う。
謂わば永久機関。
では何を願う?
オレの心は常に変化を求めている。
変化のないことには関心が薄れていく。
関心が薄れるものには信念を抱けない。
願いが叶わなければ変化は感じられない。
叶ったかどうかがすぐに確かめられる願いがベストだ。
そう考えた結果、いじめに耐えられる心が欲しいという結論に達しました。
だから、辛さを知れ、絶望を知れ、願いを叶えるための原動力を得るために学校に行くんだ。
という気持ちで通ってました。
こういう心の仕組みをたくさん作った結果、確かに願いは叶いました。
でも今は、また更に心の仕組みを作らなければいけないと感じています。
あなたのお返事はオレの勇気にも繋がりました。
こうして当時を振り返ることができたことも含めて本当にありがとうございます。
オレも頑張ります。
ななしさん
私も貴方のイマフレになりたいな、と思ってしまいました。
守りたい、と思ってしまいました。
学校で毎日頑張って帰り道も涙を我慢して帰ってきている貴方のお話しをたくさん聞きたいです。
貴方の弱音を聞かせてほしいです。
自分のペースでいいです。自分を殺さないでください。
ゆっくりやっていけばいいです。
いつか追いつくんですから。
私はちゃんと思い出を背負って生きていきたいって思います。
それが悲しい思い出でも私を痛めつけるだけの思い出でもいっそ忘れたいって願いたくなる思い出でも
ちゃんと背負って逃げないでいれば、いつかそんな思い出に負けない自分になれるって信じているから。。信じていたいから。。
忘れていい思い出なんてひとつも無いって思いたいから。
貴方が頑張ってるの、
みんな知ってます。
ななしさん
【小瓶主さんからお返事きたよ】
小瓶主です。
9通目の方へ
ありがとうございます。
お返事遅くなってしまってすみません。
高校時代、いじめられていた時、家では家の中では学校のこと思い出したくなかったのと、家の中での幸せまであいつらに壊されたくないという思いから、家族には相談せず、学校では3年間ずっと同じだった担任は自分の体裁を気にして、生徒の気持ちを知ろうとしない人だったので誰にも相談しませんでした。
授業を受けている時、その教科担任が気の弱そうな先生だと、オレをいじめていた不良連中は、その先生にも攻撃を仕掛けました。
先生が黒板に向かって字を書いている時、不良たちはその先生にゴミやら自分達の弁当のおかず等を投げつけていました。
先生が怒って振り返ると、不良たちはゴミ等を投げつけたのをオレのせいにしました。
他の教科でも、その担当が女性教師の場合は、先生が教室に来る前にエロ本を壇上に開いて置いておいて、その反応を楽しみ、その悪行をオレのせいにしました。
あいつらはオレにこう言いました。
「黙ってればもう何もしないからw」
イコール、チクれば何をされるかわからない。
だから、黙ってました。
でも、教科担当の先生方からクラス担任に上記のことが伝わり、不良共々オレも職員室に呼び出されました。
不良たちはいつも他のクラスの迷惑になるくらい授業中騒いでいたから職員室に呼ばれるのは当たり前。
オレは自分がいじめられたくない一心で不良たちの行いを黙認していたので同罪。
そういうつもりでいました。
クラス担任のオレへの評価も同じでした。
「普段は良い生徒を演じている、とんでもないクズ」
そう言われました。
詳しい事情を聞くこともなく開口一番にそう言われました。
その怒鳴り声は職員室中に響き渡り、部活の顧問の先生も他の先生も皆、オレを蔑む目で見ていました。
自分が一番大事、それで不良たちの行いを黙認した。
だから、確かにクズ。
でも、その頃にはイマフレ作りすぎてて、色々な感情が渦巻いてた。
先生たちのことを逆恨みしたりもした。
イマフレも最初はそれぞれの状況に対応できる役割分担のようなものだった。
記憶だって全て共有できてると思ってた。
高校時代、未だに不思議に思うことがあって、オレをいじめていた不良たちが、ある時、オレにこう言った。
「昨日、△△にいたよな。」
今度は何のいじめだよって、オレが?マーク浮かべて首を振ると、「××時くらいに居たって、あれ絶対おまえだよ」
いつものふざけた感じじゃなくて結構真顔で言ってるので、冗談とは思えなくて、でもその××時間はオレは家にいる状況。
その△△というのは地下鉄の駅なんだけど家に帰る方向とは逆の一つ遠くの駅。
オレがまず行くことのない駅で見かけたという。
当時は、あいつらの勝手な思い込み、勘違いって思ってたけど。
生き霊であるとかドッペルゲンガーであるとか、そういう事例のことを考えると、まさか?って思う話。
家でも学校でも本当の気持ちを隠して、体の外に気持ちを置いてたけど、まさか…ねw
思いは形になるのかもしれないですね。
オレも信じることにします。
ななしさん
ベルさん、
すごいです。そんな風に考えられるなんて、尊敬します
私も前にいじめられた事があって、その時はなぜか「自分はイジメを受けていない」と思うようにしていました
でも、そのおかげか、1日も休まずに学校へ行く事ができてました。昔は笑
高校生になってからは、もう昔のような強さは無くなってしまったみたいで、
友達や先生、家族にも気を使う毎日です
人の目がすごく気になってしまいます。
学校も何回も休んでしまいます。
ダメですね…
もっとちゃんとしないと
かわい あい
ななしさん
【小瓶主さんからお返事きたよ】
小瓶主です。
かわい あいさんへ
お返事遅くなってしまってすみません。
昔できていたことが今できない、オレもあります。
今よりもっと辛かったときは耐えられていたことが、今は耐えられなかったり。
あいさんはオレのこと凄いと言ってくれたけど、あいさんの方が凄いなって思います。
オレはいじめはいじめとしか思えなかった。
でも、あいさんもオレもその当時を耐えてきた。
オレは昔できていたことが今できなくても、今だからこそできることもあるんじゃないかなって考えることにしました。
今この瞬間に何ができるか。
これがオレにとっては凄く難しくて、できているかどうかを気にしてしまったり、あれをした方がいいんじゃないか、これをした方がいいんじゃないかと気を使ってしまいます。
この状態って結構疲れるんですよね。
だから、できることしかできない。
自分自身を正しく知る、ということを自分に言い聞かせてます。
オレもこのことは現在進行形なので色々考えてみます。
以下はまだお返事がない小瓶です。
お返事をしていただけると小瓶主さんはとてもうれしいと思います。