親愛なる奈美ちゃんへ
お久しぶりです。
お元気ですか?私は元気です。
あなたが旅立ってからとても長い時間が経ちました。
でもあなたの事を忘れたことはありません。
一緒に学食で食事をした時の事を覚えていますか?
私はあなたと恋愛の話をしたこと、友達の話をしたこと、ついこの間の事のように覚えています。
あなたと話をする前から私は授業中あなたの背中を見ていました。
友達に慣れた時心から喜びました。
卒業してあなたは東京へ行き、私は結婚をし共通の知り合いからあなたの死をききました。
親元を離れて一人で辛かったでしょう。
お葬式にも行けなかったことを許してください。
その後あなたに似た人と知り合いました。
年齢は全く違うのに、どことなくあなたに似ていてお姉さんのように慕いました。
あなたが辛いとき何もしてあげられなくてごめんなさい。
偽善と言われるかもしれませんが、あなたはずっと私の友達だと思っています。
そして私の心の中にずっといます。
どうか次生まれる時は苦しまない人生を歩んでもらいたい。
あなたが無くなったことは責めません。
あなたが自分で決めたことだから。
でもあなたを想っている人がいることは忘れないでいてください。
私はこれからもずっとあなたの事は忘れません。
ちひろより