新しい家の玄関先で軽口叩きながら私を送り出して、三歳くらいの超普通の超臆病な娘を幼稚園に連れて行く。
そんな夢を見たよとすっごい嬉しそうに話された。そのただの酔っぱらいのしょせん夢の話が、なんだか死にたいながらも生き続けちゃっていく私をそっと慰め応援してくれたみたいで泣けたからこっそり泣いた。膝枕されていたが、欠伸でごまかせたはずだ問題ない。
そもそもなんで君ごときで泣かないといけないのか。私は私自身のそのテのネタには事欠かないだろ。
うちの事好き?とかよく聞くけどまさかまさか君は蓼食う虫として将来(人生)を棒に降るつもりなのか?とにかく嬉しそうな顔は止めなさい。