私は去年、みゃあみゃあと鳴いている小さな白い子猫を拾いました。
撫でたり、ご飯たべたり、一緒に寝たり。
その猫は「ミシェル」という名前です。
可愛くてかわいくて、私はあまり家族とも友達ともそんなに
いい関係ではなかったけど、ミシェルちゃんと一緒にいるときは、何もかも忘れられて、
ストレス発散じゃないけど、とても楽な気持ちになれた。
母が家を出て行って、私も塾に行きはじめたので、そんなにミシェルちゃんの面倒を
見ることができなくなった。
ある朝、起きるとミシェルちゃんがいなかった。
私は急いでいろんなところを探しに行った。
それから数時間後、父が
「猫は昨日の夜捨てた」と言い出すのです。
信じられなくて、嘘だ、嘘だ…と言っていた。でも。
だんだん目に涙があふれてきた。
昨日の夜、もっと私が遅く起きてれば。
すぐにそこで立ち止まらずに探しに行ってれば。
親に反論してれば。
私は泣いて泣いて…。
父も、妹も、誰も泣かない。
なんで、どうして…?
私は、裏切られた気がした。
親はすぐに暴力をふるったり、団地の友達とかの前で大声で
物を言ったりするので、なかなか反論できなかった。
ごめんね!ごめんね!
ミシェルちゃん。私はあなたをすぐに助けられなかったことを今も後悔しています。
ミシェルちゃんって呼んだら、またあの日みたいに、
みゃあって返してよ。
ねえ、一度だけでいいから姿を見せて。
私は今も、あなたが生きていることを願っています。
ミシェルちゃんが生きてくれていればそれでいい。
ななしさん
ミシェルちゃんを捨てたあなたの父は最悪です。
私も、実は小さなまだ生まれて間もない子猫2匹を拾ったことがあります。
8月のはじめくらいに。白茶と黒の子猫。
家に持っていき何とかお世話してやりたかったけど、親が許してくれませんでした。
理由は家には既に犬三匹がいるのと、私以外の家族皆が猫がキライ!とのことでした。
仕方がなかったので、しばらく家の近くの車通りの無い安全な神社で子猫は暮らしました。私も毎日様子を見に行きました。
やっぱり放っておけなくて…。
ある日、いつものように神社に行くとその子たちはいなくなっていました。
どこに行ってしまったのかはわかりません。
親の話によると、どこかのおばさんが拾っていったとのこと。
飼い主が見つかって良かったというキモチと少し寂しいキモチがまざり合いました。
あなたの気持ちは痛いくらいにわかります。
ですが、猫は人の匂いを覚えます。
ミシェルちゃんはあなたの匂いを忘れることはないでしょう。
神社で出会ったあの子たちと、そしてミシェルちゃんが生きていることを私も願っています。