不思議な感覚スレ読んでて思ったんだけど、子供の頃を思い出したときの懐かしいとはまた違った感覚がたまらなく不思議で心地いい。
季節の匂いとか、土やアスファルトの感触とか、そういったもの。
今では意識もせず感じようにも難しくなってきたものを思い出すのが心地よくて、同時にどうしようもない絶望感にうちひしがれる。
羨望ではなく、果てしなく絶望に近い、けれど心地よい気持ち。
話は変わる。
ここ最近の話ではあるけど、難しいと言われる昇任試験に一選抜で通った。
無論、周りは優秀だとか将来有望だとか、私の意思とは無関係に囃し立てる。
必然的な合格なのにも関わらず。
傲慢と取られるかもしれないけど、ただ周りが私より劣っていたから消去法で受かったのだ。
辞めたいと思ってたのに。
勉強もろくすっぽやらず落ちたくせに嫉妬されるなんて八つ当たりもほどほどにして欲しいものだ。
ともあれ、受かってしまったのだからやるしかない。
協力してもらった上司のためだけに。
昇任したら仕事を辞めるつもりだ。
ささやかな反抗であり、独立への大きな一歩だ。
最愛の人と、生活を共にする約束をした。
現在生ぬるい公務員生活を送っている私が厳しい社会に出るなど批判を受けることは間違いない。
しかしそれでもこんな職場にいるよりは随分とましになるだろう。
現在の仕事に不満があるわけではない。
むしろ誇りをもっている。
不満なのは、そこにいる人間たちがあまりにもくだらなくて、やる気のないことだ。
とても私には耐えられない。
だから、愛する人と二人で静かに暮らそうと思っているのだ。
昔、祖父につまらない人間にはなるなと言われた。
人のために働く公務員と言えど、あくまでそれは仕事なのだ。
人の悪口も言えば、出る杭をうち、貶める。
一度皮を脱ぎ捨てれば人の迷惑も省みず、悪事は組織に隠蔽してもらう。
そんな組織にいても腐るだけだと私は思う。
外に出て、もっとたくさんのことを知って、自分の限界を乗り越えて、視野を広げていきたいと思う。
蝉時雨だとか、しんしんと降る雪やストーブの煤の臭いのように、人の心にいつまでも残るような事を成し遂げるのが目標だ。