皆さん、いくつか小瓶を流してもらっています、夜蝶です!
ついにマイページに登録しました´ω`*
さて、今回はちょっと忘れられない人の話をしようかと思います。
中3の頃、私はとある同じクラスの男の子に好意を持たれました。(悪い意味でなく、良い意味の好意)
そして修学旅行が終わった翌日、私は彼に告白をされました。
その日はちょうど再検査を受ける日で、午前中からその検査をやって昼に戻って来るという予定でした。
私も再検査に行く一人で、予定通り昼に戻ってこれました。
教室に戻って給食を食べて5、6限を受けた後、帰り支度をしていた時です。
私の席の近くに数人の男子がいてヒソヒソと何かを話していました。
そして一人の男の子の背中を押して「ほら、今しかないよ、言ってきな!」と満面の笑みで言っていました。
その背中を押された男の子がそう、私のことを好きでいてくれた人だったのです。
彼は何度か渋っていましたが、覚悟を決めたようで私の元に来て「○さん!」と多少声を上げて私の名字を呼びました。
そして一つ間を置いて「好きです」と一言、私に告白を・・・!
突然のことで頭が真っ白になってしまった私はただ小さく頷くことしかできず、表情も固くなってしまいました。
一瞬、罰ゲームか何かかと思いましたが彼の目は真剣そのものだったので罰ゲーム、冗談ではないようでした。
彼は私の反応を無視だと勘違いしたのか「冗談です」と笑って誤魔化していました。
彼のその表情は悲しさをまとって美しかったのを覚えています。
その後、クラスの人達はぞろぞろと帰っていき彼も少しの間、教室で待ってくれていました。
恐らく、人前で返事ができない私のことを思って返事を待ってくれていたのだと思います。
けれど結局私は返事ができず、そのままずるずるとその場にへたりこんで「最悪・・・」と呟いてしまいました。
自分ではそんなこと一ミリも思っていなかったし、むしろこんなお世辞にも可愛いと言えない私を好きになってくれたことは凄く嬉しかったです。
それなのに出てきた言葉は思っていることと全く違う言葉・・・。
そんなこんなで、あんなことがあっても彼は何事もなかったように私に優しく接してくれました。
とある彼と仲のいい男子が「K(彼の名字の頭文字)ってさ、好きな子いないの?」と聞いていたのを耳にし、そうしたら彼はこう言いました。
「うん。いるよ」と。
「誰?」と彼と仲のいい男子が聞けば「○さん」と私の名字を言いました。
彼と私は席が隣同士だったので、彼と仲のいい男子がそう聞いていたのは彼の席に来て聞いていました。
その頃には卒業が近づいていたので、きっと彼は卒業まで私を好きでいてくれていたと思います。
現在、私は高3になり同じ学校の信頼できる友人にそのことを話したら彼女は「その人、まだ○○ちゃん(私の名前)のことを好きでいたりして」と悪戯っぽく笑って言ってくれました。
そうだったら嬉しいな、と返しましたがそれは本心です。
まだ、私のことを想ってくれていたら嬉しいと思います。
彼の連絡先は知らず、SNSも知らない、彼のTwitterを同級生の友達のフォロワー等から探しても未だ見つからず、ウロウロしています。(もしかしたら本名ではやってないかもしれない)
ただ、彼が行った学校を知っていることが唯一の救いです。
告白された日も覚えていて、5月29日でした。
スケジュール帳にその日に必ず印をつけています。
素直ではないけど本当は優しくて、何も言えなかった私のフォローをしてくれて、照れ屋さん。
頼りになるとは言い難いけれど、とてもがんばり屋さん。
皆は格好良くない、と言うけれど私はそんな彼を格好良いと思っていました。
そんな彼が忘れられません。
もう、結果はわかっています。
私は彼が好きです。
車掌さんよりもずっと好きです。
忘れかけていた彼への感情が久しぶりに目覚めました。
できるならまた、貴方と出会いたい。
ありがとう、愛してます。