※ただの失恋話です。この気持ちを吐き出したくて小瓶を流しました。
※とても長くなります。他人の恋愛話を聞くのが好きな方、耐えられる方はこのままお付き合いください。
高校一年生、初めてアナタに出会いました。
キラキラと眩しくて、明るくて、笑顔が素敵なアナタ。
きっかけは忘れてしまったけれど、確かに私はアナタに恋をしました。
高校生活で初めてのバレンタイン。
アナタにチョコを渡しました。
返事は貰えなかったけど、それが返事だということを悟りました。私はアナタにフられたんだと。
高校二年生。クラス替えだったのに、アナタと同じクラスになりました。
来年はクラス替え無いから、3年間アナタと同じクラスになれる。
嬉しかった。
高校生活二回目のバレンタイン。
私は懲りずにアナタに渡しました。
そしたらアナタは、ホワイトデーに返事をくれたね。
ルーズリーフに書いただけの、簡単な手紙で。
私は二度目の失恋をしました。
それからしばらくたって、アナタに恋人が出来た事を知りました。
不思議と涙は出てこなくて、幸せになってほしいと、願いました。
高校三年生。アナタは私の目を見て話すようになってくれましたね。
今まで恥ずかしくて、お互い目を逸らしていたけど、それも無くなったね。
最後の席替えでは、隣になったね。
色々話したね。楽しかったね。
でも私は、最後の最後で、アナタに気持ちを伝えないまま、卒業しました。
もう、アナタにフられるのは、怖かったんです。
逃げたんです。アナタから。
卒業式後の打ち上げ。
クラスの皆で焼き肉に行ったね。
私はアナタの事を見てました。
だってこれで本当の本当に最後なんだもん。
そろそろ会計するよーってなって、私はトイレに行きました。
そして帰ってきたら、アナタがいきなり話しかけてきて、
「写真撮ろうよ。」
そう言って、二人で写真撮ったね。
アナタはきっと、勇気を出してくれたんだよね、私のために。
逃げてばかりの私のために。最後だから。
嬉しくて、嬉しくて。
それと同時に、最後の最後で逃げた自分が情けなくて。
次の日、アナタにラインしました。
告白しました。
三年間、好きでいさせてくれてありがとう。
そう伝えて、返事はいらないと言いました。
あぁ、これで終わったんだ。
もう、これでスッキリした。
後はもう、新しい環境に早く慣れて、早くアナタの事を忘れてしまおう。
そう思ってた。
そして、4月18日。
アナタから突然ラインがきた。
お腹が空いたって意味の、スタンプが一つ。
思わず笑ってしまいました。
何がしたいのかなって。
「早く何か食べたら?」
「そーゆー感じじゃないんだよね。」
アナタは相変わらずおもしろかった。
何一つ変わってなかった。
それからちょっと話して、その日は終わり。
そして次の日。
私はある友達に、何故彼が私にラインしてきたのかと聞いてみた。
すると彼女は、じゃあ探ってあげるよと、彼にさりげなく聞いてくれた。
そしたらアナタは、
「だって、別にラインしちゃいけないわけじゃないでしょ?
嫌がってるならもうやめるけど(汗」
って言ってくれたらしいね。
アナタはホントに、優しすぎるよね。
卒業してまで、私のこと、気遣ってくれてたんだね。
そして、気を遣ったくれた友達が、
「告白の返事、してあげて。」
と、彼に言いました。私に内緒で。
アナタは、
「でも、いらないって、言ってたよ?」
そう答えました。
それにアナタは、高校二年生の時に出来た彼女に酷いフられ方をされ、トラウマになってしまってたらしいですね。
だからもう、これ以上アナタに迷惑かけるつもりはなかったのに。
私は、もしかしたら、もしかしたら今なら、アナタの側にいられるのではないかと思って、もう一度、夜にラインで告白しました。
今でも好きです。
それしか言えなかったけど。
次の日の朝、アナタから返事がきてました。
「ごめん、今、付き合うとか余裕なくて。」
「でも、お前の事、嫌いとかじゃないから。」
「友達として、遊びに行くとかなら全然良いよ。」
「ちゃんとした返事をすると、」
「俺はお前のこと、好きじゃないから付き合えない。」
……ふふふ。
アナタは、やっと、はっきり私をフってくれました。
きっと、アナタは優しすぎるから、私の事を気遣って、今まで言葉を選んできてくれてたんだろうけど、その優しさが、私をずっと縛り付けていたんだよ。
ようやく私は、アナタにフられました。
こんなにも悲しい気持ちになったのは、久し振り。
今までアナタにフられても悲しくなかったのは、私がアナタの優しさに甘えて、期待してたからなんだね。
それが全部、今回に降り注いできたんだ。
失恋って、こんなにも辛いものなんだね。
でもね、今までアナタに片思いをし続けた事、決して後悔なんて、してないよ。
だから言わせて。
今までありがとう。
ずっと、ずっと、好きでした。
アナタに、どうか、良い人が見つかりますように。
心から、願っています。
お互い、今の新しい環境に慣れて、色々落ち着いたら、遊びに行きましょう。
その約束を胸に
私は今日も、アナタを想う。
長々と失礼しました。
誤字脱字等がございましたら、申し訳ありません。
色々と分かりにくい文章でごめんなさい。
ありがとうございました。