ちょっとだけ呟かして下さい。
私は高3の吹奏楽部員です。
私の学校の吹奏楽部は超小編成。
部活紹介のとき、たった13人なのに強烈にかっこよかったのを覚えている。
だけど、吹奏楽部に入るつもりなんてなかった。他の部に入ろうと思ってたし、練習が多くて長いのなんてまっぴらごめんだった。
でも、入ろうと思ってた部活に入れなくてそんなときに勧誘を受けたのが吹奏楽部だった。音楽室に毎日通って、毎回強烈な勧誘を受けて何か気が付いたら吹奏楽部に入部してた。
そしてアルトサックスに出会った。
私は特別強い思いを持っていた訳でもなく、ただ『何となく』部活に入ったので入った初日から地獄だった。長い長い1日練習…マウスピースだけで1日の生活が一週間続くのはざらで、先輩が指導に来てくださると、私が出来ないのに腹をたて、いつもいつも怒られるばかりだった。正直、辞めてやろうとおもった。そんなことばっかで何になるんだろって。辛かったし、一番の感情は悔しかった。だから、他の1年より多く練習するようにした。毎日の朝練、昼練はもちろん、部活終わってからも一生懸命練習した。そしたら、自然と三年生に認められる様になって、初心者1年の中で一番に合奏に入れた。
そして、その年のコンクールは金賞だった。
三年生が引退して私は一人になった。
パートがいない。
責任が増えた。何度も何度もプレッシャーに潰されそうになったけど、やっぱり自分の脳裏に浮かんだ言葉は『悔しい。』
出来ないのが悔しいからもっと頑張った。
そしたらその年の二年生に混じってアンサンブルコンテストに出場した。結果は銀賞だったけど。で、二年生になってパートが増えて一年生の研修とかパートリーダーを頑張り、その年のコンクールは銀賞だった。でも、不思議と悔いはなかった。
三年生が引退した。
私たちの学年は、部活をひっぱっていけるのか?と心配されていた。
でもね、私たちは違った。
今までの概念取っ払って、金賞よりも地域の人に楽しんでもらえる演奏をする、それが自ずと悔いのない演奏に繋がるんじゃないかをモットーにして頑張った。そしたら、アンサンブルコンテストで金賞、地域の人から大きなケーキの差し入れを頂いたり、依頼演奏でアンコールが二回きたり、泣きながら聞いてくれる人がいたり…いつの間にか地域の人に愛される部活になってた。
今月も去年までなら本番は1回しかないのに本番が4回あるし、保育園の依頼演奏も6月、7月に控えてる。
私はそんな部活が大好きだ。
何度もプレッシャーに潰されそうになって辞めそうになったけど、いつの間にか、部活がしたくてしたくて仕方なくなった。
やっててよかったと思う。
ここまでやってこれてホントによかった。
あと三ヶ月で引退かと思うと寂しくて仕方ないけど、いつまでもいても仕方ないもんね。
あと三ヶ月、部活をもっと頑張るぞっ!
コンクールは聞いてる人が楽しんでくれる演奏を!私たちも楽しめる演奏をする!
続けてよかった。今では部活の仲間とおしゃべりしたり、