今日妹とおつかいに行った。
まだ5歳の妹は、楽しそうについてきた
途中でタンポポの綿毛を見付けて、タンポポのところまで走り、手に取った瞬間勢いよくふぅーーー
綿毛は妹の息と、手伝うように吹いた風で綺麗ふわっととんだ。
そして、前方を歩いていた二人の背中に全部くっついた。
振り返った人の顔めっちゃ怖かった
真っ黒なスーツの上からでもわかるくらいムキムキで、ついでにいかつかった。
もう一人は高校生くらい
こっちの人はこの時間帯によく見る人で、けっこうカッコイイ
慌てて妹のところに行って謝った。
本気で怖かったから
私が焦ってたせいか、妹が申し訳なさそうに「ごめんなさい」っていったら
いかつい方の人が優しい顔になって、気にしないでって妹の頭を撫でた
「ごめんね、せっかくとばしたのに背中で止めちゃって。お嬢ちゃんの代わりにオジサン達が綿毛を運ぶね」
そう言ってそのまま本当に綿毛まみれの背中で歩いて行った。
素敵だなと思った