自分に贈るメッセージ。
どれだけ毎日がつまらなくて、周りがバカバカしくて、何より自分が嫌で仕方なくたって。
奇跡が起こるわけじゃない。状況は悪くなる一方かも。上手くいかなくて、報われない事が多いけど。
愚か者みたいに信じていたい。
これは滑走路なんだって信じていたい。
舗装されてなくて、デコボコで、雨だって降るだろう。泥まみれ、躓いてうずくまって一歩だって進めない日があるだろう。
引き返したくなるけど、帰る場所はもう忘れてしまった。意味もなく明るく振舞ったって、誰も見てやしない。
何の労も無く、空を気ままに飛んでいるやつだって沢山いる。必死になってカッコ悪いって、モグラの囁きも聞こえてくる。
こんな理不尽を僕たちは駆け抜けていかなくちゃならない。飛び上がって一瞬で墜落するかもしれないとしてもだ。
呼吸を忘れるような美しさに手を伸ばし続けたい。呼吸を止めるまでに指先を掠めたい。
ワガママでいたい。自分の納得が全てだから。納得するまで優しく、腹を立てればいい。
成功者じゃなくても、愛を語っていい。何度負けたって、誇りを捨てなければ。
信じていたいんだ。
無意味に生きてる訳じゃないって、証拠が欲しいんだ。どれだけ裏切られたって、それでも出会いたいんだ。
あとどれくらい朝を迎えて、あとどれくらい夜を見送るのだろう。
あとどれくらい僕は、この世界に出会う事が出来るのだろう。
それが明日だったとしても。
足を止めなければ、心を止めなければ、この先の最果てで、空に高く高く飛び立つ場所がある。
僕は信じてる。
これは滑走路なんだって信じてる。