ななしさん
言わなきゃわからないと言う人はたくさんいるけど、そもそも人間て、自分自身の気持ちを全部、明確に把握しているわけじゃないと思う。
好きな人に告白してフラれたとする。
そうしたらフラれても諦めきれないとか、でも迷惑だから諦めないといけないよねとか、どうして私じゃだめなの?とか、明日からどんな顔して会おう?とか、言わなきゃよかったとか、いっそあんな奴なんか嫌い!とか、死にたいとか、感情がいっぱいになるじゃん?
誰かとヤケ酒して慰めて欲しいとか、いや一人で思いきり泣きたいとか、体を動かしてスッキリしたいとか、でもショックで外に出る気分じゃないとかさ。
この気持ちって一言で言うと何?
悲しみ?怒り?後悔?寂しさ?情けなさ?
こんなぐちゃぐちゃな気持ち、自分でも表現するの難しいじゃん?
わかりやすく簡潔に、誰かに伝えられる?
無理だよねー
だったら、必要なのは理解じゃなくて、ただ寄り添って抱き締めて泣かせてあげることじゃないかな。
正確に同じ気持ちにならなくていいんだよ。
正確になれるはずないんだもん。
ただ、どんなあなたでも呆れないよ、味方だよ、私はあなたが大好きなんだよって、そんなスタンスで側にいるだけでいいんじゃない?
ななしさん
貴方は、まさに映画「円卓 こっこ、ひと夏のイマジン 」のこっこちゃんですね。
見たことなければ見たら相手の気持ちを汲み取ることができる心に少しなるかもです。
なんでこの人は泣いてるのだろう?
なんでこの人は笑っているのだろう?
から初めて、きっとこの人は~の理由だから泣いてる、笑っていると気づけます。
貴方はどんなときが楽しいですか?
どんなときが悲しいですか?
貴方は大怪我したら痛くて悲しくなりますか?
それとも痛くて怒りますか?
まさかかと思いますが嬉しいですか?
たしかにそれは人それぞれです。
けど、ある程度想像がつくでしょう。
怪我したら痛い、悲しい、きっとこの人は痛い思いをして悲しいから泣いている。て。
そこから始めてみたら何かが見えてくるかもですね。
けど人の心に感情移入ばかりすると、この世間ではババをひくことになると思いますよ。