私は思ったほど温かい人間ではないらしい
道端に唾を吐き捨てるような人間は嫌悪するし
ネットで名指しで悪口を書き込むような人間も嫌いだし
動物植物人間に意味なく傷を負わせる人間も嫌いだし
そこそこに真人間に近い方だと思ってた
でも考えてみればどうだろう
小学生の時祖母が倒れて
私は物珍しい救急車の方に目を奪われた
そのまま祖母が亡くなって通夜の日も
とりあえず頼まれて線香の番をしていのだけど
母には「あんた泣きもしないんだ」と言われて
「そう言われてもなぁ」程度にしか思わなかった
中学生のとき入院してた祖父が危篤になって
部活帰りに友達と歩いて帰っていると
母が「じいちゃんが危篤だ」と言って車で来て
祖父のいる病院まで乗っていった
結局祖父はそのまま亡くなってその瞬間私は
「来週には引っ越してしまう友達と出られる
最後の大会が葬式とかぶるじゃん、最悪だ」
とずっと考えていた
何とか出られないかなとも考えていた
19歳のとき15年一緒だった飼い犬が死んだ
この子とは仲が良くて
この子が死ぬときはペットロスになって
毎日泣き暮らすだろうなとさえ思ってけれど違った
父と母がしゃがんでいる前に
息の荒いその子が横たわっていて
父に「とりあえず学校に行きなさい」と言われて
「たぶん帰ってきたら死んでるよな」
と思いながら学校に行って
それがあまりに淡々としていて自分で気持ち悪くて
学校で机に突っ伏して形だけでも
落ち込んでるふりをしてみたけどダメで
父からメールで死を知らされても内心「だろうな」で済んで
目が真っ赤に腫れ上がった母の顔を見て
「泣きすぎるとこうなるんだ」とぼんやり思っただけ
あれ
私の方がたち悪いんじゃないか？
祖父母も飼い犬も大事な人だったよ
大切な存在といえるけど
いなくなってもあまり悲しくなかったんだ
どうでもいい存在のはずがなかったのに
なんでどうしてそうなるんだろう私
気持ち悪いな おい
父母が死んでもそうなんだろうか
兄弟が死んでもそうなんだろうか
恋人が死んでもそうなんだろうか
想像してみた世界は全部悲痛で
想像の私は泣いているのに
現実の私は死をそんなに重く考えてない
なんでだろう
これが自称真人間かよ 馬鹿だな私
名前のない小瓶
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小瓶主の返事あり
お返事が届いています
ななしさん
その性格の方が楽に生きていける
羨ましい
ななしさん
自分以外の10人全員がないていたとしても、自分に酔っているだけの人もいれば心から泣いているびともいれば周りに合わせて泣いてる人もいるとおもうんですよね。
悲しみに浸るばかりが人間じゃないし。
悲しみに痛みに浸るばかりで周りを巻き込む人もいるし。
普段愛情もってまわりと接していて、善悪を把握していて、情緒の安定感がある。十分人間らしいとおもいますが
ふ
自分を責めないでください。
感情の感じ方が人と違うと思っても
人それぞれだと思います。
あなたは
とても冷静な人なのだと思います。
それを活かせる仕事については
いかがでしょうか。
ななしさん
なんとなくだけど、死んだ人に対して何か悔いが残ってると泣けるんじゃないかと思う。
私の場合、子供の頃の飼い犬はフィラリア（違ったっけ！）で死んだんだけど、もっと早くなんとかしてあげられた筈だと思って悔しくて泣いた。
祖母のときは、学校が忙しくて、声をかけられてもいつもまたあとでね〜って言ってたうちに悪化して入院して、お見舞いに行った時にはもう意識が朦朧としてて、もっと時間を割いて相手してあげたかったと思って悔しくて泣いた。
気性が荒くていつも怒鳴りちらしてた祖父のときは、犬より祖母より先だったんだけど、身近な人が死ぬってこんなに突然起こるんだ、ってびっくりして大泣きして、周りの大人が、「◯◯ちゃんはおじいちゃんが大好きだったんだねえ。」とか言うたび、そうじゃないし大嫌いなんだけど…と思った。今思えば突然起こる死がただただショックだっただけ。
小瓶主さんはきっと悔いが残らないような看取り方をしたんだろうなーっと思いました。
ななしさん
【小瓶主さんからお返事きたよ】
お返事ありがとうございます。
思ったよりも共感してくださる方がいて正直驚いています。もうお前は人間じゃない、脳のどこかに障害があるとまで母に言われていたので…。
なんか少し胸のつかえがとれました。
ずっと三人に謝りながら過ごしていたので…。
ありがとうございました。
ななしさん
あれ、仲間がいる
ななしさん
人やペットが、亡くなるのはさびしいです。けど私も質問者さんと同じような考えを抱く時があります。自分で、冷たい人間なのかな…とか、いつも物事を客観的にしか見れなくて感情よりも頭で先に考えて行動したり…なんだか人間味が私には無いのかも。って感じました。今でもそんな事思ったりします。
名前のない小瓶
自称真人間はしらんけど、
死を、淡々と受け入れる人は、いつの世も
普通にいるそうな。（そっちのほうがいいでしょ？）
泣き女みたいな人のほうが、画的には、見応えあるけど
そういうのは、誰かに見せるためにどうたらこうたら
ってのとは違うと思うし。
子供の頃のくだりが、小瓶に書いてありましたが
ふつう、というと、嫌だと思われるかもしれないけど
これはこれで、至極健康な、普通の人だと思いました。
ただ、自分もしぬし。
死は、外側の人のこと、と思っている限り
あんまり、なんも思わんという傾向はあるのかなぁ？
小六のとき、疎遠な祖母のお葬式で、
その場の異空間がおかしすぎて、わたしも
初めてそこで会った同い年のいとこと
最後までニヤニヤと大爆笑をこらえていました。
・・ということを、ふと思い出す、秋の夕暮れ。
雨音ビチャビチャ。
お月見はおだんごがおいしそうなので
おだんごでも食べて、げんきだしてね＊
（９がつっぽいでしょ）
以下はまだお返事がない小瓶です。
お返事をしていただけると小瓶主さんはとてもうれしいと思います。
