だいすきな君になら殺されてもいいよ。
死ぬときに君が触れてくれるならぼくは幸せ。
どうしたって君はぼくのことを見てくれない。
ぼくは君に触れられない。
抱いていいですか。
君の身体はきっと冷たい。
泣いてもいいですか。
君を想って泣いてもいいですか。
ぼくの血で君が汚れる傷付いたきみをみんながみる。
最期の音すら君は気づかない。
ぼくはかけらになってしみこむ。
君の影にふれるしあわせ。
誰かを忘れるためにきみを想う。
君を忘れるために誰かをおもう。
誰かを忘れるためにきみを想う。
君を忘れるために誰かをおもう。
青い光なんかじゃ落ち着かない。
ねえどうしてわかってくれないの?
もし一人だけ愛していいならあの人を愛す。
もし一人だけ殺していいならあの人を殺す。
君のかわりにあの人を選ぶ。
そういうやり方しかぼくはできないんだから。
知らないでしょう誰のことも君は。
君のことだってきっと知らないでしょう。
どうでもいいんだよぼくは誰のことだって。
ここまできたら全員ゴミみたいなもんだよ。
いっそ壊れればいいのにね。
そしたらガラクタだよ君も僕もガラクタ。
やるせないね見ることしかできないなんて。
休むことすらできないなんて。
別に落ちぶれたかった訳じゃないんだよ。
綺麗な女でいたかったさ。
誰が好き好んで人を殺したいと願う?
誰が好き好んで人を陥れたいと願う?
自分を認めろなんて無責任だ。
どれだけ危ういところにいるか
お前は被害者にならなきゃ解らない。
誰でもよかったとぼくは言うよ。
苦しみ悶えるきみが見たい。
だって誰も救ってくれなかったんだから。
すべては僕が統治する。
そういうことでしょう。
理解しなさいと軽々しく言う。
貴方は私の言うことがわかるの?
正しいのは貴方。
間違ってるのは私。
でもそれがどうしたって言うの?