去年のある日、あなたにゲームを貸した。
それから1か月後、あなたと共通の友人を交えてテーマパークへ出かけたよね。
その帰りに、あなたは「ゲーム、いつ返せばいい?」そう聞いた。
私は、「急がなくていいよ、いつでも、5年後でも」そう言った。
ゲームを貸している間は、貴方と仲良しで居続けられると思ったから。
疎遠になったりしないと思ったから。
そう、優しいから催促しないんじゃない。あなたとずっと一緒にいたいから催促しないんだ。
以前あなたは、「私といると癒される」、そう言ってくれた。きっとあの時の純粋さを見て、そう言ったんだろう。嬉しかった。
けど、あのころの私とは変わってしまった。黒い気持ちを一杯もった人間になってしまった。清純さからかけ離れた人間になってしまった。
それでも、一緒にいてくれますか。それとも、幻滅しましたか。