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“心の壁”という言葉がある。その壁の解消をしようとすると、地道に掘り進めたり、思い切り殴ってぶち壊したり

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“心の壁”という言葉がある。

たぶん、氷のように冷たかったり、コンクリートのように固かったり、バラのように棘があったり、雲のように掴めなかったり、今にも崩れ落ちそうなくらいひび割れていたりと、たぶん心ごとに壁のつくりは違う。

その壁の解消をしようとすると、
地道に掘り進めたり、思い切り殴ってぶち壊したり、溶かしてしまったり、いっそ登ってみたりなど、いろいろな方法が思い浮かぶ。

でもそれらの壁にはひとつの、あるいは人によってはいくつかの扉があって、それを見つけるのが上手な人がいる。
そして見つけた人の中にもその扉をどうするかという点でまたわかれる。
扉を見つけたと喜び勇んで堂々と中に入る人もいれば、
いつの間にか中に入ってきていて心に寄り添う人もいるし、
ただノックをして扉のそばでじっと待っている人もいれば、
開けるのが怖くて見なかった振りをする人もいるだろう。

壁を壊して手を引いてくれるような人が合うという人ももちろんいるのだろうけれど、自分は壁を派手に壊されたとき、その破片が怖かった。
様々な記憶や感情を織りなして作った壁の破片が心に刺さり、深くくい込んでしまうのではないかと。
破片を踏みつぶしながら手を引こうと近づいてくるその人が怖くて、自分はさらに狭い壁を作った。
壊されないように、毎日繰り返す自問自答で壁をより厚くしていった。

今思えば悪いことをしたと思う。
その人の行為を攻撃としか捉えられずに、全力で防御に走ったのだから。
その人はきっと悲しかったと思う。
自分の行為はその人の壁をすり抜けて、心に酸をかけてしまったのではないかと。

…その人とは今でも連絡を取り合うけれど、
長くなりそうなので(既に長い)また別のお話で。
44146通目の宛名のないメール
小瓶主の返事あり
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お返事が届いています
まりちゃん
旧・1通目です。
書いたお返事が、あまりに私事の中でも
低俗(主観)な内容だったので
自主的に非表示にしました。(ごめーん)


お返事読みましたが
(これにはお返事いりませんよー)
読んだから、前後がすこ〜しわかった。

誤解が解けたり、意思の疎通ができたりすると
すぐ「氷解」ですか?なんて思っちゃいますが
壁はあるけど、そこには行き来が
出来るドア(くらい)は出来た、というのが
なんだろう・・逆に、リアリティがある。

すげ。
江中
(小瓶主)
【小瓶主さんからお返事きたよ】

一通目、まりちゃんさん

こんにちは。はい女性ですよ(笑)
私も壁はあったままでいいと思っているところです。
あったままでいいというか、わざわざ解消させるものではないかなと言うか…。
二回目があるかどうかわからない人生だもの(月並みですが)、後悔は少ない方がいいですね!
お返事ありがとうございました!


二通目、中二(病)さん

こんにちは。いつもありがとうございます。
小瓶では書かずに終わってしまいましたが、その人とはほぼ丸2年かけて、いろいろな出来事を経て和解(?)しました。
その人もその出来事を気に病んでいたこと、それでもこちらと話をしたかったことなど、本人から色々聞きました。
小瓶の言葉で書くならば、今現在の私たちは、壁は壊れないままでしたが扉を開けて招いて談笑するくらいになれました。


三、四通目さん

こんにちは。
その人も気にしいだったようで、ずっと「あれはまずかったかな」と思っていたとのことです。
お互いにそういうことってあるんですよね。
何度も経験してるし、わかっていることだけれど、「あぁ悪いことしたな」って思ってしまいます。
鳥のヒナについては、自分も似たような経験をしたことがあります。悪意なく人やものを傷つけてしまった記憶は、ずっと脳裏に焼き付いてしまいますね。

ななしさん

3通目です。
お返事を書きかけたところで子供が送信してしまって、まいっか…と思ってそのままでした、ゴメンナサイ。
人間関係の摩擦なんてお互い様でよくあること、その人も、しまったな〜と思っているかもしれないし、?のままかもしれないけど、あなたが気に病むことではないよ、という方向に持って行きたかったのですが、全然違う感じのお返事になっていますね、本当にごめんなさい(汗)

ななしさん

江中さんは自分を責めすぎだと思います。
こどもの頃、巣から落ちたヒナを拾って鳥籠を買ってもらって育てたけど、食べ物が悪くて一週間で亡くなりました。あとから思えば、私は大人に頼んで巣に戻して貰えば良かったのだろうと思います。そのヒナは、あなたのように自分から距離をとることが出来ずに、こどもの
「を善意に殺された。
野菜とパンと猫
大丈夫。

その人はきっと、傷ついた。でも、嫌いになったわけじゃないと思う。

俺だったら、何度拒絶されても、しつこく付きまとうから(笑)

その人だったら、君のその不器用なところも、受け入れてくれると思うよ(^^)
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