私の友達は高校になって変わりました。
中学の時は優しくて、控え目な感じで成績優秀、高校も推薦でうかった。
私たちが入学した学校は県のなかでも、進学校。
やはり、中学でトップだった人たちが集まってきたので、初めの実力テストで私と友人はまわりとの学力の差にショックをうけた。でも、進学校だからこれがあたりまえだよね。これから大学に進学するために一緒に頑張ろうと約束をした。
部活も同じだった。放課後の少ない時間で練習を頑張った。部活にはいっているのを周りにばかにされたこともあった。努力しているのに点数が悪い時には、部活のせいにされ、かわいそうという目でみられた。一二年のときは、努力しないで点数を取るいわゆる天才肌ぶる人ばかりだった。それがかっこいいという雰囲気だった。こんな学校のどこが進学校だとおもった。
それでも、頑張った。一年、二年と私たちは成績を少しずつのばしはじめ、学校でも15番から20番くらいになった。
しかし、三年になってやはり目標がたかすぎたのか、模試の判定もそんないよくない、伸び悩んだ。また、それをばかにされた。E判定ならあきらめれば、といわれた。担任にもあきらめてと言われた。
いつしか、私たちの間には諦めモードがただよっていた。
それまで、頑張って努力してきた背中を見せてくれた友人は日に日に現状に不満をいうようになり、やっぱり努力しても意味あるのかな。とつぶやくようになった。人の悪口を言わなかったのに、友人は悪口を言うようになった。人を羨む発言が多くなった。受験のストレスのせいでこんなネガティブな事を言うのは分かっていたけど、私は友人に何といえばいいのか分からなかった。元気づける言葉が見当たらなかった。一緒に頑張ろうとあの時のように言えなかった。日に日に私たちの間には溝がうまれ、私は、ほかのグループの子といるようになった。
友人と私は変わってしまった。多分すんだら、これだけのことかと思える受験勉強で。
大人になったら、笑い飛ばせる今であってほしい。