名前がなかったら、ただのぼんやりとした何かでしかない
何者でもない
誰かの気持ちが詰まった小瓶
小瓶の言葉が全て
顔も名前も、性別も、声や話し方、服装や雰囲気、何も知ることが出来なくても、誰かの吐き出した言葉を拾うと心配したり、その誰かのことを考えて、お返事をしたりする
自分からも周りの人に言えない気持ちや意見を小瓶に流すことができる
どうして誰かとは出来るのに
現実で会う人には、自分の気持ちや意見を伝えられないんだろう
言わなきゃいけないときに何も言葉が出てこないんだろう
「わたし、○○(名前)になりたい。何にも言わないでただニコニコしてるだけでしょ。黙っておとなしーく、そこにいるだけで○○はいいよね」
小学生のときに、クラスメイトに言われた言葉を今朝の夢で急に思い出した
「ずるい」って言われてると思ったし、みんなも私のこと空気みたいって思ってるのだなって実感した
小学生のときから成長がないよな
本当
ななしさん
黙ってそこでニコニコしている人が居たら、私、安心するんだよね。
あなたの良さがそこでは発揮できていないだけ。それを受け取る人がそこにはいないだけ。
そしてそれを言った人は何かしらの羨ましさをあなたに感じていたはず。じっとしていてもそこにある存在感がそれを言わしめたのですよ。それは勿論相手は口には出さず。あなたを貶めることで自分が上に上がったと思っただけ。
黙ってニコニコしていることがそこに合わないのならほんの少しの勇気を。言わなければならない場面でも言えないのなら、そっと背中を押してあげるよ。
言葉を持っているあなた。人との間の摩擦を恐れてそれが届かないとしたらそれは相手にとってもご自分にとっても残念です。
心のざわざわをそのままに、そのザワザワを感じる自分をどうぞ許してあげてください。そのざわざわがあっても(なくても)あなたはそこに居る。