地味子のつぶやき
陽のあたる場所は、とても遠くて
きらきらしていて
わたしには手の届かない、手にする資格もない、そんなところで
どんなに焦がれても、遠い雲の上
一生懸命に頑張る姿はとても輝いていて
わたしもひょっとしたらそんな自分に変われるんじゃないかって思ったりする
いつかわたしも誰かに必要とされ、きらきらの自分になれたら...
そんな想像は、ただの想像に終わって
もがいてももがいても出られない渦のなかでぐるぐるぐるぐるまわっている
モノクロの毎日に光がさすことを願って
変われない自分に絶望して
今日もただ淡々と息をしている
もし生まれ変わりというものがあるのなら、わたしはもう、人間にはなりたくありません