愛されてるようで愛されてない17年間だったって事にようやく気づいた。
空っぽの17年間だった。
本当のことを言うと薄々気づいてた。
ずっとSNSで知り合った何人もの人とLINEして電話して会うっていうのをなんとも繰り返してきた。
どこかに愛されることを求めてた。
必要とされたかった。
会いたいって言われることが嬉しかった。
必要とされてるって信じたかった。
好きだと言われる度に満たされてる幻覚に陥った。
気づいていたからこそ身体を求められた人は関係を切った。
求められても違うと感じて提供しなかった。
けど結局その後はいつも後悔した。
満たされない欲望はいつまでも満たされないままだった。