必要とされたい
なんの取り柄もないのに
誰にも求められていないのに
そのまま死にたくない
不細工な顔立ちで、頭の回転も周りより遅くて、運動も芸術もセンスの欠片もなくて、金もそう持っていない
お前の代わりなんて沢山いる、なんて
何処に行ったってお前なんか何もできるわけがない、なんて
何度も言われてきたし、わかっているつもりだ
実際に友達が、憧れた人が、大変だった時も、それに気づくことすらできなかった
何の役にも立てないどころか、いてもいなくても同じだった
いや、いっそそこにいない方が気を使わせなくて良かった
死んでしまいたかった
その場から私が消えても、記憶にその影を残す者すらないだろうから
それでも死ぬ勇気もなくて
生きて
必要とされたいと
求められて生きたいと
思ってしまう私は自分勝手で、どうしようもなく傲慢で
なんて人間なんだろう
ななしさん
大切な人が大変だったのに気づくことが出来なかったなら、今日から気づけるようにすればいい。
相手をよく見て、変化を見つけて、元気がないようならさりげなく声をかけたり、連絡をしたりすればいい。
「後悔」というのは悔いると共に、もう二度と同じ間違いをしないと心に決めるもの。
何にも気づけなかった過去の自分を変えるために、あなたは今まで何をしてきたの。
また大切な人がピンチになったら、今度はあなたは助けられるの?
もしもまた何にも気づけなくて、またあなたではない誰かが助けるのなら、あなたの胸にあるのは後悔でなく諦めという。
自分との関係を諦めてしまった人を、誰が必要としてくれるだろうか。
あなたが言う「不細工で、頭の良さやセンスがなくて、お金もそう余裕がない」は、大切な人を守れなくてもいい理由にはならない。
なぜなら世の中に完璧な人なんていないから。皆何かしら不器用だったりかっこ悪い欠点が必ずあって、そんな中でも相手の為にがむしゃらになれる人がたくさんいるんだから。
愛されたいと求める前に、自分は相手をどんな風に愛せるか考えてみなよ。一生懸命愛せたら、相手からも返ってくるよ。