明けない夜はない
だからがんばれ、って誰もがいうし書く。くらくてさみしい夜なんて 日が昇ればおわるんだ。希望があふれるみたいなことば。
でも
つらいことばっかりの一日のおわり
私はまだ
こんな夜がなきゃいきていけないの。
月の綺麗な夜も
星のない夜もお散歩
こころを透明にとかすやみ。
落ちつけるじぶんだけの部屋にかえって
本
音楽
宛メ
だいすきなひとがたくさん出来て
むかしをおもえば 信じられないくらいにしあわせで
だけどやっぱりにんげんはこわいんだ。
だいすきなひとたちのそばに居られる、それがしあわせだと言い聞かせるけれど、
私が居場所だと思っているところは私を必要としているの?
かなしくなってしまう日があるんだ。
いちいちひとのことばを信じることができないじぶん、それをどう思われているのかが気になっているじぶん、
きらい。
つめたい夜の世界はしずかで優しくてよそよそしくて、
それが心地よい。
素直になりたいとおもってのことばも、結局は素直なひと を演じようとしているだけって気がしてくるんだよなぁ。
まるのままの私でぶつかったことはまだない。
そんな私 がどんななのかも、演じない私 が存在するのかもわからない。
夜の帳が下りる。
きょうもあたたかなやみのまんなか、包みこまれて私は絵を描く、だれも起こさないように小声でうたう
せめて、だいすきなあなたを想って。
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まぁあれだ、
夜をしっているから ひるまのお日さまの匂いをこんなにもいとしく思えるんじゃあないかと。
あかるいところに居なきゃいけないなんてことないもんね?
そりゃあわざわざつらい思いはしなくていいと思うよ。しんどいだけだからな。
よる はわるいもんって決めつけたことば、なんか嫌だったの。そんだけ。
ほんとうにしんどいときはこんなことも考えられない、よるの優しさもひるまのあたたかさも感じられないだろうから、いまの私はだいぶいい状態なのだろう、うん。
なにをいいたかったんやろな私は…寝るか…