名前のない小瓶
とりあえず、まず落ち着きましょ。
私の身内にもかなりのオタクがいます。
学校ではそれ隠してるみたいだし、おおっぴらにしてるのは身内と親しい友達だけみたい。
でもね、あなたみたいに綺麗になろうって努力はそんなにないよ。
みんながみんな、あなたみたいにはなれないかな。
それは人それぞれの個性だから。
あなたが初めて彼女に話しかけたとき、きっとすごく嬉しかったんじゃないかな。
それできっと興奮して、色々話しちゃったんだと思う。
彼女きっと、あなたに憧れてるんだよ。
あなたと仲良くなれたと思って、本音を打ち明けれるようになったんだよ。
確かに少し、彼女には常識ないかな?って部分もあると思います。
でもきっと、彼女もがんばってるところはあるんじゃないかな。
だってコスプレしてるんでしょ?
それだってきっと、頑張りのひとつなんだよ。
確かに彼女はあなたとは全く違う。
でも、努力の仕方が違うだけ。
頑張り方が違うだけ。
あなたはオタクを隠して綺麗になってスクールカーストの上に行く、それがあなたの頑張り。
彼女の頑張り方が何かは分からないけど、彼女の頑張り方があなたとは違った。それだけなんだよきっと。
あなたの頑張りがあって、もちろん彼女のがんばりもある。
あなたの頑張りを、彼女は知らないでしょ?
ってことは、あなたも彼女の頑張りを知らないだけなんじゃないかなぁ。
あなたはなにも間違っていないよ。
頑張ったんだよね、きっとものすごく。
他の人にはあなたの苦労が伝わらないほど、努力して磨き続けたんだよね。
誰かに褒めてもらいたかったのかな?って、ごめんなさい、思っちゃって。
でもね、無理する事はないんだよ。
綺麗事ってあなたは思うかもしれないけど、あなたの事ちゃんと見てくれる人は必ずいるから。
頑張り過ぎて息詰まらさないでね。
そんなに嫌だったら、相手にするのをやめてみるのもいいと思う。
ストレスだってたまっちゃうから。
長々とごめんなさい。
気を悪くしてしまったらごめんなさい。
読んでくれてありがとうございました。